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理由で解く 作業療法士

QO52A042 作業療法評価学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午前 問42
問題
「自分は劣っている」と自信が持てず、他人からの批判や拒絶に敏感で対人関係や社会参加が損なわれている。最も考えられるパーソナリティ障害はどれか。
選択肢
1 妄想性
2 依存性
3 非社会性
4 統合失調質
5 不安性〈回避性〉
解答
正解5(不安性〈回避性〉)
解説

劣等感・自己評価の低さ・批判や拒絶への過敏さ・対人回避が中核なのは不安性〈回避性〉パーソナリティ障害である。

不安性(回避性)パーソナリティ障害は、自分は社会的に不適格で劣っているという持続的な感覚と、他者からの批判・拒絶・非難に対する過敏さを特徴とする。拒絶されることを恐れて対人接触や社会参加を避けるが、本人は他者との関わりを望んでいる点が(単に無関心なだけの)統合失調質(スキゾイド)との鑑別点となる。設問の『劣っている』という劣等感、批判・拒絶への敏感さ、対人関係・社会参加の障害は、いずれも回避性の診断特徴に一致する。

✗ 1. 誤り
妄想性
他者への根拠のない不信・猜疑心が中核で、劣等感や拒絶過敏とは異なる
✗ 2. 誤り
依存性
自分で決められず他者に依存・しがみつくのが中核で、批判過敏による回避ではない
✗ 3. 誤り
非社会性
非社会性(反社会性):社会規範の無視・他者の権利侵害・良心の欠如が中核
✗ 4. 誤り
統合失調質
統合失調質(スキゾイド):対人関係への無関心・感情の平板さが中核で、関わりを望まない点が回避性と異なる
✓ 5. 正しい
不安性〈回避性〉
劣等感・批判/拒絶への過敏・対人回避が中核で設問に一致
ポイント
  • 回避性=劣等感+拒絶過敏+対人回避(でも関係は望む)
  • スキゾイドとの鑑別:関わりを望むか否か
  • 依存性=しがみつき、妄想性=猜疑心、反社会性=規範無視
比較表
パーソナリティ障害の中核特徴
中核特徴
妄想性不信・猜疑心
依存性決断できず他者に依存
非社会性(反社会性)規範無視・権利侵害
統合失調質(スキゾイド)対人無関心・感情平板
不安性(回避性)劣等感・拒絶過敏・対人回避
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