学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 作業療法評価学 ▸ §17 疾患、障害 / QO52A028

理由で解く 作業療法士

QO52A028 作業療法評価学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午前 問28
問題
Zancolliの四肢麻痺上肢機能分類のC6B3で機能が残存している筋はどれか。2つ選べ。
選択肢
1 円回内筋
2 総指伸筋
3 深指屈筋
4 上腕三頭筋
5 尺側手根伸筋
解答
正解1(円回内筋)、4(上腕三頭筋)
解説

Zancolli C6B3では円回内筋・橈側手根屈筋・上腕三頭筋が残存する。C6B3は上腕三頭筋機能を有するのが特徴。

Zancolli分類は頸髄損傷における上肢機能を残存筋で細分する。C6レベルは腕橈骨筋・長短橈側手根伸筋による手関節背屈が可能で、手関節背屈が強いB群は、円回内筋・橈側手根屈筋・上腕三頭筋の残存状況でI〜IIIに分けられ、C6B3(BIII)では上腕三頭筋の機能が残存して肘伸展が可能となる点が特徴である。したがってC6B3で残存するのは円回内筋と上腕三頭筋である。総指伸筋・尺側手根伸筋はC7、深指屈筋はC8レベルの残存筋で、C6B3では機能していない。

✓ 1. 正しい
円回内筋
C6B2から機能し、C6B3でも機能する
✗ 2. 誤り
総指伸筋
C7レベルの残存筋でC6B3では機能しない
✗ 3. 誤り
深指屈筋
C8レベルの残存筋でC6B3では機能しない
✓ 4. 正しい
上腕三頭筋
C6B3で残存し肘伸展が可能となる特徴的な筋
✗ 5. 誤り
尺側手根伸筋
C7レベルの残存筋でC6B3では機能しない
ポイント
  • C6=手関節背屈可能(腕橈骨筋・橈側手根伸筋)
  • C6B3の特徴=上腕三頭筋機能(肘伸展)
  • 円回内筋はC6B2から、橈側手根屈筋・上腕三頭筋はC6B3で残存
  • 総指伸筋・尺側手根伸筋=C7、深指屈筋=C8
比較表
Zancolli C6サブグループと残存筋
区分主な残存筋・機能
C6A手関節背屈が弱い(長橈側手根伸筋が弱い)
C6B1橈側手根伸筋で手関節背屈可能
C6B2円回内筋が加わる(橈側手根屈筋・上腕三頭筋はなし)
C6B3橈側手根屈筋・上腕三頭筋が加わり肘伸展可能
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。