学習トップ / 理由で解く 臨床医学総論 / 医療概論・衛生学・関係法規 第2章 ▸ 12. 疫学 / Q28H011
理由で解く 臨床医学総論
曝露群が非曝露群に比べて何倍疾病にかかりやすいかを示すのは、罹患率の「比」である相対危険である。
疫学指標は「比」と「差」で性格が分かれる。相対危険は曝露群の罹患率を非曝露群の罹患率で割った値なので無単位で、1.0なら関連なし、大きいほど関連が強いことを意味する。一方、寄与危険は罹患率の差であり、曝露をなくせばどれだけ減らせるかという公衆衛生上の対策効果の大きさを表す。同じ相対危険2倍でも、もともとの罹患率が高い疾病なら寄与危険は大きく、低い疾病なら小さい。したがって「関連の強さを知りたいなら比、対策で減らせる量を知りたいなら差」と使い分ける。設問の「何倍」という言い方は比を求めているので、相対危険が答えになる。
| 指標 | 計算 | 意味 |
|---|---|---|
| 相対危険 | 曝露群の罹患率 ÷ 非曝露群の罹患率 | 何倍かかりやすいか(比・関連の強さ) |
| 寄与危険 | 曝露群の罹患率 − 非曝露群の罹患率 | 曝露で上乗せされた量(差) |
| 寄与危険割合 | (曝露群 − 非曝露群)÷ 曝露群 ×100 | 曝露群の罹患のうち曝露に起因する割合(%) |
| 集団寄与危険 | 集団全体の罹患率 − 非曝露群の罹患率 | 集団で曝露をなくせば減らせる量 |
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