学習トップ / 理由で解く 臨床医学総論 / 医療概論・衛生学・関係法規 第2章 ▸ 14. 国際保健 / Q28H009
理由で解く 臨床医学総論
1994年の国際人口開発会議(カイロ会議)で提唱された性と生殖に関する概念は、リプロダクティブ・ヘルス/ライツである。会議名と概念の対応を問う問題である。
リプロダクティブ・ヘルス/ライツは「性と生殖に関する健康と権利」と訳され、産む・産まない、いつ何人産むかを自分で決められること、そのために必要な情報とサービスを得られることを含む考え方である。プライマリ・ヘルス・ケアはアルマ・アタ宣言(1978年)、ヘルスプロモーションはオタワ憲章(1986年)と結び付くので、この2つはまず外れる。残るのはリプロダクティブ・ヘルス/ライツとファミリー・プランニング(家族計画)だが、家族計画は出産の時期や子どもの数を計画する取り組みとしてカイロ会議より前から行われてきたもので、人口の抑制という国や社会の側の目的で語られることが多かった。カイロ会議の新しさは、その発想を、産む・産まない、いつ何人産むかを個人(とくに女性)が自ら決める権利として捉え直した点にある。この「誰が決めるのか」という転換が本問の要であり、新たに提唱された概念として選ぶのはリプロダクティブ・ヘルス/ライツである。
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