学習トップ / 理由で解く 臨床医学総論 / 医療概論・衛生学・関係法規 第2章 ▸ 4. 環境と健康 / Q28H006
理由で解く 臨床医学総論
紫外線・赤外線・マイクロ波はいずれも水晶体を傷めて白内障を起こしうるが、可視光線は白内障の原因として挙げられていない。各肢には「白内障の原因になる」という記述の正誤を示しており、その記述が誤りとなる肢=可視光線が答えとなる。
非電離放射線は波長の長い順に電波・マイクロ波・赤外線・可視光線・紫外線と並ぶ。このうち紫外線は、オゾン層の破壊で地表に届くUV-Bが増えると皮膚がんと白内障が増えることが問題とされる。赤外線は熱作用をもち、高温の炉を扱う職業でみられる硝子工白内障の原因となる。マイクロ波は組織を内部から加温する作用があり、白内障や精巣障害が問題となる。可視光線はものを見るための光であり、この並びの中で白内障の原因として挙げられない。なおエックス線などの電離放射線でも、晩発影響として白内障が生じる。
| 電磁波 | 区分 | 主な健康影響 |
|---|---|---|
| 紫外線 | 非電離放射線 | 殺菌作用、ビタミンD生成、紅斑・色素沈着、電気性眼炎、皮膚がん、白内障 |
| 可視光線 | 非電離放射線 | 視覚。白内障の原因としては挙げられない |
| 赤外線 | 非電離放射線 | 熱作用。硝子工白内障、熱中症 |
| マイクロ波 | 非電離放射線 | 加温作用。白内障、精巣障害 |
| エックス線・ガンマ線 | 電離放射線 | 晩発影響として白内障・悪性腫瘍 |
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