学習トップ / 理由で解く 臨床医学総論 / 医療概論・衛生学・関係法規 第1章 ▸ 8. 医療倫理:医療の倫理 / Q28H003
理由で解く 臨床医学総論
ヒトを対象とした医学研究の倫理を定めたのはヘルシンキ宣言である。他の3つは、地域保健の理念・患者の権利・医師の誓いを定めた文書である。
この形の問いは、宣言の名前と内容の対応がついているかを見ている。ヘルシンキ宣言は、研究対象者の福利を研究から得られる利益より優先させ、倫理審査とインフォームド・コンセントを求める。とくに混同しやすいのがアルマ・アタ宣言で、こちらはプライマリヘルスケア(住民の参加と地域の資源を基礎とする基本的保健医療)の理念を述べたものである。インフォームド・コンセントをアルマ・アタ宣言に帰する記述は誤りとされており、研究も同意もヘルシンキ宣言の線で押さえておくとよい。
| 文書 | 定めた内容 | よくある混同 |
|---|---|---|
| ヘルシンキ宣言 | ヒトを対象とする医学研究の倫理 | 研究の同意もこちら |
| アルマ・アタ宣言 | プライマリヘルスケアの理念 | インフォームド・コンセントと結びつけない |
| 患者の権利宣言 | 患者の権利 | 診療の場の権利で研究倫理ではない |
| ジュネーブ宣言 | 医師の誓い | ヒポクラテスの誓いの現代版 |
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