学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ R. 意識障害 / Q0703

理由で解く 臨床医学総論

Q0703 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第2回(1994) 問題68
問題
次の文は何の障害を示すか。「うとうと眠っているようにみえるが、比較的軽い刺激に反応し、質問にも答えられる。」
選択肢
1 記憶
2 感情
3 意識
4 知能
解答
正解3(意識)
解説
✗ 1. 誤り
記憶
記憶の障害は過去の出来事を想起できない状態であり、この記述とは異なる。
✗ 2. 誤り
感情
感情の障害は不安・抑うつ・躁状態など感情の異常であり、この記述とは異なる。
✓ 3. 正解
意識
✓ 正しい。 「うとうと眠っているようにみえるが、比較的軽い刺激に反応し、質問にも答えられる」という記述は意識障害の「傾眠」の定義そのものであり、意識の障害を示している。教科書にも傾眠は「うとうと眠っているようにみえるが、比較的軽い刺激には反応し、質問にも答えられる状態」と記載されている。
✗ 4. 誤り
知能
知能の障害は計算能力や記憶力の低下であり、この記述の「うとうと眠る」とは異なる。
ポイント
  • 傾眠:うとうと眠っているが軽い刺激で覚醒し質問にも答えられる意識障害。
  • 「うとうと眠っているようにみえるが、比較的軽い刺激に反応し、質問にも答えられる」という記述は意識障害の「傾眠」の定義そのものであり、意識の障害を示している。
  • 教科書にも傾眠は「うとうと眠っているようにみえるが、比較的軽い刺激には反応し、質問にも答えられる状態」と記載されている。
  • 重要用語: 次の文は何の障害を示すか、比較的軽い刺激に反応し、質問にも答えられる を正確に理解しておくこと。
比較表
分類 具体例
一次性脳障害 脳出血・脳梗塞・くも膜下出血・脳腫瘍・てんかん・髄膜炎
循環障害 心室細動・心筋梗塞・ショック・高血圧性脳症
低酸素血症 COPD・肺炎・重症貧血
内分泌疾患 低血糖性昏睡・糖尿病性昏睡・甲状腺クリーゼ
代謝障害 尿毒症・肝性昏睡
意識障害の程度 定義
傾眠 放置すると眠るが、呼びかけで覚醒する
昏迷 強い刺激でかろうじて反応
半昏睡 自動的体動以外は昏睡と同じ
昏睡 いかなる刺激にも反応しない
解説画像
鍼灸 第2回(1994) 問題68|次の文は何の障害を示すか。「うとうと眠っているようにみえるが、比較的軽い刺激に反応し、質問にも答えられる。」 解説図
鍼灸 第2回(1994) 問題68|次の文は何の障害を示すか。「うとうと眠っているようにみえるが、比較的軽い刺激に反応し、質問にも答えられる。」
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