学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ Q. ショック・出血傾向・貧血・易感染性 / Q0697

理由で解く 臨床医学総論

Q0697 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第31回(2023) 問題44
問題
ショックの分類で、患者の皮膚が温かい場合に考えられるのはどれか。
選択肢
1 心原性
2 閉塞性
3 血液量減少性
4 血液分布異常性
解答
正解4(血液分布異常性)
解説
✗ 1. 誤り
心原性
心原性ショックでは心拍出量低下に対する代償的末梢血管収縮により皮膚は冷たい。
✗ 2. 誤り
閉塞性
閉塞性ショックでは血流遮断による循環不全で末梢血管収縮が起こり皮膚は冷たい。
✗ 3. 誤り
血液量減少性
血液量減少性ショックでは循環血液量低下に対する代償で末梢血管が収縮し皮膚は冷たい。
✓ 4. 正解
血液分布異常性
✓ 正しい。 血液分布異常性ショック(敗血症性ショック・アナフィラキシーショック・神経原性ショック)では、血管拡張により末梢血管抵抗が低下するため皮膚は温かい(ウォームショック)のが特徴である。心原性・閉塞性・血液量減少性ショックでは交感神経活性化により末梢血管が収縮し、皮膚は冷たくなる。
ポイント
  • 皮膚が温かいショック(ウォームショック)=血液分布異常性ショック(敗血症性など)。
  • 血液分布異常性ショック(敗血症性ショック・アナフィラキシーショック・神経原性ショック)では、血管拡張により末梢血管抵抗が低下するため皮膚は温かい(ウォームショック)のが特徴である。
  • 心原性・閉塞性・血液量減少性ショックでは交感神経活性化により末梢血管が収縮し、皮膚は冷たくなる。
  • 重要用語: 皮膚が温かいショック、ウォームショック、=血液分布異常性ショック を正確に理解しておくこと。
比較表
易感染性の原因 具体例
皮膚・粘膜の障害 火傷・外傷・抗癌薬使用
好中球の減少・機能不全 白血病・再生不良性貧血・糖尿病
体液性免疫不全 骨髄腫・リンパ腫・低蛋白血症
細胞性免疫不全 AIDS・悪性腫瘍・ステロイド長期使用
解説画像
鍼灸 第31回(2023) 問題44|ショックの分類で、患者の皮膚が温かい場合に考えられるのはどれか。 解説図
鍼灸 第31回(2023) 問題44|ショックの分類で、患者の皮膚が温かい場合に考えられるのはどれか。
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