学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ Q. ショック・出血傾向・貧血・易感染性 / Q0678

理由で解く 臨床医学総論

Q0678 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第12回(2004) 問題66
問題
敗血症性ショックの初期にみられないのはどれか。
選択肢
1 四肢末梢の冷感
2 血圧下降
3 頻 脈
4 尿量減少
解答
正解1(四肢末梢の冷感)
解説
✓ 1. 正解
四肢末梢の冷感
✓ 誤り。 敗血症性ショック(感染性ショック)の初期は血液分布異常性ショックであり、血管拡張により末梢血管抵抗が低下するため皮膚は温かい(ウォームショック)。四肢末梢の冷感は乏血性ショックや心原性ショックの初期所見であり、敗血症性ショックの初期には該当しない。血圧下降・頻脈・尿量減少はショック全般にみられる。
✗ 2.
血圧下降
✗ 正しい。血圧下降は敗血症性ショックにおける血管拡張と血管透過性亢進により生じ、初期からみられる。
✗ 3.
頻 脈
✗ 正しい。頻脈は循環動態の代償機転として敗血症性ショックの初期から出現する。
✗ 4.
尿量減少
✗ 正しい。尿量減少は腎血流低下により敗血症性ショックの初期から出現する。
ポイント
  • 敗血症性ショック初期はウォームショック(皮膚温暖)であり、四肢冷感は後期の所見。
  • 敗血症性ショック(感染性ショック)の初期は血液分布異常性ショックであり、血管拡張により末梢血管抵抗が低下するため皮膚は温かい(ウォームショック)。
  • 四肢末梢の冷感は乏血性ショックや心原性ショックの初期所見であり、敗血症性ショックの初期には該当しない。
  • 重要用語: 皮膚温暖、であり、四肢冷感は後期の所見 を正確に理解しておくこと。
比較表
ショックの分類 原因 皮膚温 中心静脈圧
血液量減少性 出血・熱傷・脱水 冷たい 低下
心原性 急性心筋梗塞・不整脈 冷たい 上昇
血液分布異常 敗血症・アナフィラキシー 温かい(warm shock) 低下
閉塞性 肺塞栓・心タンポナーデ 冷たい 上昇
解説画像
鍼灸 第12回(2004) 問題66|敗血症性ショックの初期にみられないのはどれか。 解説図
鍼灸 第12回(2004) 問題66|敗血症性ショックの初期にみられないのはどれか。
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