学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ N. 発熱・のぼせ・冷え / Q0653

理由で解く 臨床医学総論

Q0653 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第1回(1993) 問題68
問題
発熱について誤っているのはどれか。
選択肢
1 体温調節中枢が関与する。
2 脈拍数が増加する。
3 感染症による場合、赤血球数が増加する。
4 膠原病による場合、しばしば皮疹や関節痛を伴う。
解答
正解3(感染症による場合、赤血球数が増加する。)
解説
✗ 1.
体温調節中枢が関与する。
✗ 正しい。発熱は視床下部の体温調節中枢がセットポイントを上昇させることで生じ、正しい。
✗ 2.
脈拍数が増加する。
✗ 正しい。発熱時は交感神経活性の亢進により脈拍数が増加する(正しい)。
✓ 3. 正解
感染症による場合、赤血球数が増加する。
✓ 誤り。 感染症による発熱では白血球数が増加するのが一般的であり、赤血球数が増加するのは誤りである。発熱は体温調節中枢(視床下部)の関与で生じ、脈拍数は体温1℃上昇ごとに8~10回/分増加する。膠原病による発熱では皮疹や関節痛を伴うことが多い。
✗ 4.
膠原病による場合、しばしば皮疹や関節痛を伴う。
✗ 正しい。膠原病(SLEなど)による発熱では蝶形紅斑や関節痛を伴うことが多く、正しい記述である。
ポイント
  • 感染症による発熱では赤血球ではなく白血球(特に好中球)が増加する。
  • 感染症による発熱では白血球数が増加するのが一般的であり、赤血球数が増加するのは誤りである。
  • 発熱は体温調節中枢(視床下部)の関与で生じ、脈拍数は体温1℃上昇ごとに8~10回/分増加する。
  • 重要用語: 特に好中球、が増加する を正確に理解しておくこと。
比較表
分類 具体例
感染症 細菌・ウイルス・真菌・リケッチア・原虫感染
炎症性疾患 膠原病(SLE・関節リウマチ)・血管炎・痛風
組織障害 心筋梗塞・肺梗塞・外傷・熱傷・術後
腫瘍 悪性リンパ腫・白血病・肝細胞癌
その他 薬剤アレルギー・甲状腺機能亢進症・悪性症候群
体温 分類
37.0〜37.9℃ 微熱
38.0〜38.9℃ 中等度熱
39.0℃以上 高熱
解説画像
鍼灸 第1回(1993) 問題68|発熱について誤っているのはどれか。 解説図
鍼灸 第1回(1993) 問題68|発熱について誤っているのはどれか。
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