学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ L. 腰下肢痛・関節痛・運動麻痺(症状) / Q0635

理由で解く 臨床医学総論

Q0635 おもな症状の診察法

出典:あマ指 第12回(2004) 問題70
問題
安静時痛を特徴とする疾患はどれか。
選択肢
1 脊椎先天奇形
2 変形性脊椎症
3 骨粗鬆症
4 脊髄腫瘍
解答
正解4(脊髄腫瘍)
解説
✗ 1. 誤り
脊椎先天奇形
脊椎先天奇形は構造異常による機械的痛みであり安静時痛は特徴的でない。
✗ 2. 誤り
変形性脊椎症
変形性脊椎症は加齢に伴う退行性変化による運動時痛・荷重時痛が主体である。
✗ 3. 誤り
骨粗鬆症
骨粗鬆症は骨脆弱化による圧迫骨折時の痛みが主で、安静により軽減する。
✓ 4. 正解
脊髄腫瘍
✓ 正しい。 安静時痛は体動と無関係に持続する痛みであり、脊髄腫瘍に特徴的である。腫瘍が脊髄や神経根を圧迫・浸潤するため、安静にしていても痛みが持続し、夜間痛も特徴的である。脊椎先天奇形・変形性脊椎症・骨粗鬆症はいずれも荷重や運動に関連した機械的疼痛を呈する。
ポイント
  • 安静時痛・夜間痛は脊髄腫瘍や悪性腫瘍など腫瘍性疾患を疑う重要な徴候。
  • 安静時痛は体動と無関係に持続する痛みであり、脊髄腫瘍に特徴的である。
  • 腫瘍が脊髄や神経根を圧迫・浸潤するため、安静にしていても痛みが持続し、夜間痛も特徴的である。
  • 重要用語: 安静時痛 を正確に理解しておくこと。
比較表
分類 具体例 痛みの特徴
椎間板疾患 椎間板ヘルニア・椎間板変性 動作時痛・下肢放散痛
脊椎の老化 変形性脊椎症・骨粗鬆症 動作開始時痛・荷重時痛
脊柱管狭窄 腰部脊柱管狭窄症 間欠性跛行
炎症 脊椎カリエス・強直性脊椎炎 安静時痛あり
腫瘍 癌の脊椎転移・脊髄腫瘍 安静時痛・夜間痛が特徴
内臓疾患 尿路結石・子宮筋腫 腰痛以外の随伴症状
解説画像
あマ指 第12回(2004) 問題70|安静時痛を特徴とする疾患はどれか。 解説図
あマ指 第12回(2004) 問題70|安静時痛を特徴とする疾患はどれか。
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