学習トップ理由で解く 臨床医学総論第8章 ▸ A. 救急時の診察 / Q0413

理由で解く 臨床医学総論

Q0413 その他の診察

出典:あマ指 第12回(2004) 問題71
問題
熱傷局所の特徴で誤っている記述はどれか。
選択肢
1 第1 度は表皮のみの傷害である。
2 第2 度は水疱を生じる。
3 第3 度は疼痛が強い。
4 低温熱傷は難治性潰瘍となりやすい。
解答
正解3(第3 度は疼痛が強い。)
解説
✗ 1.
第1 度は表皮のみの傷害である。
✗ 正しい。第1度熱傷は表皮のみの障害であり、発赤と軽い疼痛がみられる。正しい記述である。
✗ 2.
第2 度は水疱を生じる。
✗ 正しい。第2度熱傷は真皮に達する損傷で水疱を形成する。正しい記述である。
✓ 3. 正解
第3 度は疼痛が強い。
✓ 誤り。 第3度熱傷は真皮全層から皮下組織にまで達する深い熱傷であり、神経終末が破壊されるため疼痛は少ない(無痛性)。疼痛が強いのは第2度熱傷(真皮の損傷)であり、水疱形成と強い疼痛が特徴である。第3度では皮膚は白色ないし褐色の壊死組織となる。
✗ 4.
低温熱傷は難治性潰瘍となりやすい。
✗ 正しい。低温熱傷は比較的低い温度(40〜60℃程度)に長時間接触することで生じ、深い組織損傷をきたすため難治性潰瘍となりやすい。正しい記述である。
ポイント
  • 第3度熱傷は神経終末が破壊されるため疼痛は少なく、第2度のほうが疼痛が強い
  • 第3度熱傷は真皮全層から皮下組織にまで達する深い熱傷であり、神経終末が破壊されるため疼痛は少ない(無痛性)。
  • 疼痛が強いのは第2度熱傷(真皮の損傷)であり、水疱形成と強い疼痛が特徴である。
  • 重要用語: 第2度のほうが疼痛が強い を正確に理解しておくこと。
比較表
深度 損傷範囲 主な症状
I度 表皮のみ 発赤、疼痛
II度(浅達性) 真皮浅層 水疱、強い疼痛
II度(深達性) 真皮深層 水疱、知覚鈍麻
III度 皮下組織まで 壊死、無痛(神経損傷)
解説画像
あマ指 第12回(2004) 問題71|熱傷局所の特徴で誤っている記述はどれか。 解説図
あマ指 第12回(2004) 問題71|熱傷局所の特徴で誤っている記述はどれか。
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