学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ J. 浮腫 / Q0625

理由で解く 臨床医学総論

Q0625 おもな症状の診察法

出典:あマ指 第29回(2021) 問題46
問題
浮腫の原因となるのはどれか。
選択肢
1 高尿酸血症
2 肝硬変
3 気管支喘息
4 前立腺肥大症
解答
正解2(肝硬変)
解説
✗ 1. 誤り
高尿酸血症
高尿酸血症はプリン代謝異常で関節炎(痛風)の原因であり浮腫の原因ではない。
✓ 2. 正解
肝硬変
✓ 正しい。 肝硬変は慢性肝疾患の終末像で、肝臓のアルブミン合成能低下による低アルブミン血症と門脈圧亢進により浮腫・腹水をきたす代表的疾患である。高尿酸血症は痛風の原因、気管支喘息は呼吸器疾患、前立腺肥大症は排尿障害の原因であり、いずれも浮腫の原因にはならない。
✗ 3. 誤り
気管支喘息
気管支喘息は気道の慢性炎症による呼吸困難が主症状であり浮腫の原因ではない。
✗ 4. 誤り
前立腺肥大症
前立腺肥大症は前立腺の肥大による排尿障害が主症状であり浮腫の原因ではない。
ポイント
  • 肝硬変は低アルブミン血症と門脈圧亢進により浮腫・腹水をきたす。
  • 肝硬変は慢性肝疾患の終末像で、肝臓のアルブミン合成能低下による低アルブミン血症と門脈圧亢進により浮腫・腹水をきたす代表的疾患である。
  • 高尿酸血症は痛風の原因、気管支喘息は呼吸器疾患、前立腺肥大症は排尿障害の原因であり、いずれも浮腫の原因にはならない。
  • 重要用語: 腹水をきたす を正確に理解しておくこと。
比較表
鑑別項目 心性浮腫 腎性浮腫 肝性浮腫
原因 うっ血性心不全 糸球体腎炎・ネフローゼ 肝硬変
機序 静脈圧上昇 Na・水貯留 / 低Alb 低Alb・門脈圧亢進
好発部位 下肢(重力依存性) 顔面・眼瞼 腹水が先行
日内変動 夕方増強・朝軽減 朝に著明 一定
圧痕 あり あり あり
解説画像
あマ指 第29回(2021) 問題46|浮腫の原因となるのはどれか。 解説図
あマ指 第29回(2021) 問題46|浮腫の原因となるのはどれか。
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