学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ J. 浮腫 / Q0613

理由で解く 臨床医学総論

Q0613 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第4回(1996) 問題59
問題
浮腫の原因でないのはどれか。
選択肢
1 静脈圧の上昇
2 血漿浸透圧の低下
3 腎のナトリウム再吸収の増加
4 バゾプレッシンの分泌低下
解答
正解4(バゾプレッシンの分泌低下)
解説
✗ 1.
静脈圧の上昇
✗ 正しい。静脈圧の上昇は毛細血管圧を上昇させ、血管内から間質への水分濾過が増加して浮腫をきたす。
✗ 2.
血漿浸透圧の低下
✗ 正しい。血漿浸透圧(膠質浸透圧)の低下は間質への水分移動を増加させ浮腫をきたす。
✗ 3.
腎のナトリウム再吸収の増加
✗ 正しい。腎のナトリウム再吸収増加は水分貯留を促進し循環血液量が増加して浮腫をきたす。
✓ 4. 正解
バゾプレッシンの分泌低下
✓ 誤り。 浮腫の原因はスターリングの法則に基づき、毛細血管圧の上昇(静脈圧上昇)、血漿膠質浸透圧の低下(低アルブミン血症)、腎のナトリウム再吸収増加(循環血液量増加)が挙げられる。バゾプレッシン(ADH)の分泌低下では水の再吸収が減少し多尿となるため、浮腫ではなく脱水をきたす。ADH分泌増加は浮腫の原因となる。
ポイント
  • 浮腫の原因:静脈圧上昇・膠質浸透圧低下・Na再吸収増加。ADH低下は多尿→脱水の原因。
  • 浮腫の原因はスターリングの法則に基づき、毛細血管圧の上昇(静脈圧上昇)、血漿膠質浸透圧の低下(低アルブミン血症)、腎のナトリウム再吸収増加(循環血液量増加)が挙げられる。
  • バゾプレッシン(ADH)の分泌低下では水の再吸収が減少し多尿となるため、浮腫ではなく脱水をきたす。
  • 重要用語: 浮腫の原因:静脈圧上昇、膠質浸透圧低下 を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第4回(1996) 問題59|浮腫の原因でないのはどれか。 解説図
鍼灸 第4回(1996) 問題59|浮腫の原因でないのはどれか。
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