学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ J. 浮腫 / Q0614

理由で解く 臨床医学総論

Q0614 おもな症状の診察法

出典:あマ指 第7回(1999) 問題69
問題
浮腫と症状との組合せで誤っているのはどれか。
選択肢
1 心臓性浮腫 ― 下肢に初発
2 腎性浮腫 ― 顔面に初発
3 肝性浮腫 ― 腹水
4 低栄養性浮腫 ― 静脈怒張
解答
正解4(低栄養性浮腫 - 静脈怒張)
解説
✗ 1.
心臓性浮腫 ― 下肢に初発
✗ 正しい。心臓性浮腫は右心不全による静脈圧上昇で重力の影響を受け下肢から初発するため正しい。
✗ 2.
腎性浮腫 ― 顔面に初発
✗ 正しい。腎性浮腫はナトリウム・水分貯留により組織のゆるい部位である顔面(眼瞼)から初発するため正しい。
✗ 3.
肝性浮腫 ― 腹水
✗ 正しい。肝性浮腫は門脈圧亢進と低アルブミン血症により腹水を伴うため正しい。
✓ 4. 正解
低栄養性浮腫 ― 静脈怒張
✓ 誤り。 低栄養性浮腫は低アルブミン血症による膠質浸透圧低下が原因で全身に浮腫が生じるが、静脈怒張は伴わない。静脈怒張は静脈圧上昇(心不全)でみられる所見であり、低栄養性浮腫の特徴ではない。心臓性浮腫は下肢から初発し、腎性浮腫は顔面(特に眼瞼)から初発し、肝性浮腫は腹水を伴うのはいずれも正しい。
ポイント
  • 低栄養性浮腫は低アルブミンによる全身浮腫。静脈怒張は心不全の所見であり低栄養では伴わない。
  • 低栄養性浮腫は低アルブミン血症による膠質浸透圧低下が原因で全身に浮腫が生じるが、静脈怒張は伴わない。
  • 静脈怒張は静脈圧上昇(心不全)でみられる所見であり、低栄養性浮腫の特徴ではない。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
解説画像
あマ指 第7回(1999) 問題69|浮腫と症状との組合せで誤っているのはどれか。 解説図
あマ指 第7回(1999) 問題69|浮腫と症状との組合せで誤っているのはどれか。
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