学習トップ理由で解く 臨床医学総論第2章 ▸ D. 打診 / Q0016

理由で解く 臨床医学総論

Q0016 診察の方法

出典:あマ指 第7回(1999) 問題70
問題
打診で濁音が認められるのはどれか。
選択肢
1 肺気腫
2 気胸
3 腹水
4 鼓腸
解答
正解3(腹水)
解説
✗ 1. 誤り
肺気腫
肺気腫では肺の含気量が増加しているため、打診では清音が増強して過共鳴音を呈する。濁音ではない。
✗ 2. 誤り
気胸
気胸では胸腔内に空気が貯留しているため、打診では鼓音を呈する。濁音ではない。
✓ 3. 正解
腹水
✓ 正しい。 腹水は腹腔内に液体が貯留した状態であり、打診では濁音を呈する。濁音は含気量の少ない実質臓器や液体を叩打した際に聴取される、持続性の短い高調の音である。心臓や肝臓の部位でも濁音が聴取される。腹水では体位変換により濁音の範囲が変化する。
✗ 4. 誤り
鼓腸
鼓腸は腸管内にガスが貯留した状態であり、打診では鼓音を呈する。濁音ではない。
ポイント
  • 濁音は液体・実質臓器、清音は正常肺、鼓音は空気が閉じた腔に存在する場合
  • 腹水は腹腔内に液体が貯留した状態であり、打診では濁音を呈する。
  • 濁音は含気量の少ない実質臓器や液体を叩打した際に聴取される、持続性の短い高調の音である。
  • 重要用語: 濁音は液体、実質臓器、清音は正常肺 を正確に理解しておくこと。
比較表
打診音 音の特徴 聴取される部位・病態
清音 低調、音量大、持続長い 正常肺野
濁音 高調、音量小、持続短い 心臓、肝臓、腹水、胸水、肺炎、無気肺
鼓音 高調、響きあり、持続中等度 胃泡、腸管ガス、気胸、鼓腸
解説画像
あマ指 第7回(1999) 問題70|打診で濁音が認められるのはどれか。 解説図
あマ指 第7回(1999) 問題70|打診で濁音が認められるのはどれか。
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