学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ J. 浮腫 / Q0612

理由で解く 臨床医学総論

Q0612 おもな症状の診察法

出典:あマ指 第4回(1996) 問題72
問題
浮腫をきたす疾患として適切でないのはどれか。
選択肢
1 うっ血性心不全
2 急性肝炎
3 ネフローゼ症候群
4 急性腎炎
解答
正解2(急性肝炎)
解説
✗ 1.
うっ血性心不全
✗ 正しい。うっ血性心不全は右心不全による静脈圧上昇で下肢を中心に浮腫をきたす。
✓ 2. 正解
急性肝炎
✓ 誤り。 浮腫は心不全・腎疾患・肝硬変などで生じる。うっ血性心不全は静脈圧上昇、ネフローゼ症候群は大量蛋白尿による低アルブミン血症、急性腎炎はナトリウム・水分貯留により浮腫をきたす。急性肝炎は肝細胞の急性炎症であり、通常は一過性で肝臓の合成能は比較的保たれるため浮腫はきたしにくい。浮腫を伴う肝疾患は慢性の肝硬変が代表的である。
✗ 3.
ネフローゼ症候群
✗ 正しい。ネフローゼ症候群は大量蛋白尿による低アルブミン血症で全身性の高度な浮腫をきたす。
✗ 4.
急性腎炎
✗ 正しい。急性腎炎は糸球体の炎症によるナトリウム・水分貯留で顔面から始まる浮腫をきたす。
ポイント
  • 浮腫は心不全・腎疾患・肝硬変でみられる。急性肝炎は肝合成能が保たれるため浮腫をきたしにくい。
  • 浮腫は心不全・腎疾患・肝硬変などで生じる。
  • うっ血性心不全は静脈圧上昇、ネフローゼ症候群は大量蛋白尿による低アルブミン血症、急性腎炎はナトリウム・水分貯留により浮腫をきたす。
  • 重要用語: 浮腫は心不全、腎疾患 を正確に理解しておくこと。
解説画像
あマ指 第4回(1996) 問題72|浮腫をきたす疾患として適切でないのはどれか。 解説図
あマ指 第4回(1996) 問題72|浮腫をきたす疾患として適切でないのはどれか。
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