学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ J. 浮腫 / Q0611

理由で解く 臨床医学総論

Q0611 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第3回(1995) 問題63
問題
浮腫と原因との組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 粘液水腫 ― 腎機能低下
2 肝性浮腫 ― 低タンパク血症
3 腎性浮腫 ― 副腎機能低下
4 心性浮腫 ― 静脈圧低下
解答
正解2(肝性浮腫 ― 低タンパク血症)
解説
✗ 1. 誤り
粘液水腫 ― 腎機能低下
粘液水腫は甲状腺機能低下症による非圧痕性浮腫であり、腎機能低下が原因ではない。
✓ 2. 正解
肝性浮腫 ― 低タンパク血症
✓ 正しい。 肝性浮腫は肝硬変などで肝臓のアルブミン合成能が低下し、低タンパク血症(低アルブミン血症)をきたすことで血漿膠質浸透圧が低下して生じる。粘液水腫は甲状腺機能低下症(腎機能低下ではない)、腎性浮腫はナトリウム・水分貯留(副腎機能低下ではない)、心性浮腫は静脈圧上昇(静脈圧低下ではなく上昇)が原因である。
✗ 3. 誤り
腎性浮腫 ― 副腎機能低下
腎性浮腫は糸球体障害によるナトリウム・水分の貯留が主因であり、副腎機能低下は原因ではない。
✗ 4. 誤り
心性浮腫 ― 静脈圧低下
心性浮腫は心不全による静脈圧上昇(静脈うっ血)で生じるものであり、静脈圧低下ではない。
ポイント
  • 肝性浮腫の原因は肝臓のアルブミン合成低下による低タンパク血症である。
  • 肝性浮腫は肝硬変などで肝臓のアルブミン合成能が低下し、低タンパク血症(低アルブミン血症)をきたすことで血漿膠質浸透圧が低下して生じる。
  • 粘液水腫は甲状腺機能低下症(腎機能低下ではない)、腎性浮腫はナトリウム・水分貯留(副腎機能低下ではない)、心性浮腫は静脈圧上昇(静脈圧低下ではなく上昇)が原因である。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第3回(1995) 問題63|浮腫と原因との組合せで正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第3回(1995) 問題63|浮腫と原因との組合せで正しいのはどれか。
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