学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ I. 月経異常・不正性器出血 / Q0608

理由で解く 臨床医学総論

Q0608 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第34回(2026) 問題39
問題
月経異常について正しいのはどれか。
選択肢
1 授乳は原発性無月経の原因となる。
2 運動過多は過多月経の原因となる。
3 続発性無月経では鉄欠乏性貧血が起こる。
4 月経前症候群(PMS)の症状は月経が始まると消失する。
解答
正解4(月経前症候群(PMS)の症状は月経が始まると消失する。)
解説
✗ 1. 誤り
授乳は原発性無月経の原因となる。
授乳による無月経は産後に生じるもので続発性無月経であり、原発性無月経の原因ではない。
✗ 2. 誤り
運動過多は過多月経の原因となる。
運動過多は視床下部機能の抑制により続発性無月経の原因となるが、過多月経の原因ではない。
✗ 3. 誤り
続発性無月経では鉄欠乏性貧血が起こる。
続発性無月経では月経がないため出血量増加はなく、鉄欠乏性貧血は起こりにくい。過多月経が鉄欠乏性貧血の原因となる。
✓ 4. 正解
月経前症候群(PMS)の症状は月経が始まると消失する。
✓ 正しい。 月経前症候群(PMS)は月経前3〜10日間に出現するイライラ・腹部膨満感・乳房痛・頭痛・浮腫などの症状で、月経が始まると速やかに消失するのが特徴である。授乳による無月経は続発性(原発性ではない)、運動過多は無月経の原因となるが過多月経ではない、続発性無月経では月経がないため出血量の増加はなく鉄欠乏性貧血は起こりにくい。
ポイント
  • 月経前症候群(PMS)の症状は月経開始とともに消失するのが特徴である。
  • 月経前症候群(PMS)は月経前3〜10日間に出現するイライラ・腹部膨満感・乳房痛・頭痛・浮腫などの症状で、月経が始まると速やかに消失するのが特徴である。
  • 授乳による無月経は続発性(原発性ではない)、運動過多は無月経の原因となるが過多月経ではない、続発性無月経では月経がないため出血量の増加はなく鉄欠乏性貧血は起こりにくい。
  • 重要用語: 月経前症候群、PMS を正確に理解しておくこと。
比較表
月経異常の種類 定義・特徴 主な原因
原発性無月経 思春期を過ぎても月経が発来しない ターナー症候群などの先天性疾患・子宮形態異常
続発性無月経 正常月経があった後に3か月以上停止 ストレス・運動過多・神経性食思不振症・下垂体腫瘍・妊娠
過多月経 月経量が異常に多い 子宮筋腫(最多)→鉄欠乏性貧血の原因
月経困難症 月経に伴う下腹部痛・腰痛 子宮筋腫・子宮内膜症・機能性月経困難症
月経前症候群(PMS) 月経前に出現し月経開始で消失 黄体期のホルモン変動
早発閉経 40歳未満で閉経 卵巣機能不全

表: 月経異常の分類と原因

解説画像
鍼灸 第34回(2026) 問題39|月経異常について正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第34回(2026) 問題39|月経異常について正しいのはどれか。
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