学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ G. 便秘・下痢・食欲不振 / Q0589

理由で解く 臨床医学総論

Q0589 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第33回(2025) 問題44
問題
便秘の原因で最も適切なのはどれか。
選択肢
1 オピオイド内服
2 胃切除
3 ノロウイルス感染
4 乳糖不耐症
解答
正解1(オピオイド内服)
解説
✓ 1. 正解
オピオイド内服
✓ 正しい。 オピオイド(モルヒネなどの麻薬性鎮痛薬)は腸管の蠕動運動を抑制する作用があり、便秘の重要な薬物性原因である。がん性疼痛の管理でオピオイドを使用する際は便秘対策が必須となる。胃切除は消化管通過の変化で下痢の原因となり、ノロウイルス感染や乳糖不耐症は下痢の原因である。
✗ 2. 誤り
胃切除
胃切除後はダンピング症候群で下痢をきたすことが多く、便秘の原因ではない。
✗ 3. 誤り
ノロウイルス感染
ノロウイルス感染は急性の感染性胃腸炎で嘔吐・下痢が主症状であり、便秘の原因ではない。
✗ 4. 誤り
乳糖不耐症
乳糖不耐症は乳糖分解酵素の不足で乳製品摂取後に下痢をきたし、便秘の原因ではない。
ポイント
  • オピオイドは腸管蠕動を抑制し便秘の重要な薬物性原因である。
  • オピオイド(モルヒネなどの麻薬性鎮痛薬)は腸管の蠕動運動を抑制する作用があり、便秘の重要な薬物性原因である。
  • がん性疼痛の管理でオピオイドを使用する際は便秘対策が必須となる。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
分類 細分類 特徴 代表的原因
機能性便秘 弛緩性便秘 腸管蠕動運動の低下 高齢者・運動不足・経産婦・腹筋力低下
痙攣性便秘 腸管の痙攣的収縮 過敏性腸症候群
直腸性便秘 便意の抑制が習慣化 便意の我慢・直腸肛門疾患
器質性便秘 管内狭窄 腸管の物理的閉塞 大腸癌・腸閉塞・腸管癒着
管外圧迫 腸管外からの圧迫 腹腔内腫瘍・ヘルニア
症候性便秘 全身疾患に伴う 代謝・内分泌異常 甲状腺機能低下症・糖尿病

表: 便秘の分類と原因

解説画像
鍼灸 第33回(2025) 問題44|便秘の原因で最も適切なのはどれか。 解説図
鍼灸 第33回(2025) 問題44|便秘の原因で最も適切なのはどれか。
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