学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ F. 悪心・嘔吐・腹痛・吐血・下血 / Q0579

理由で解く 臨床医学総論

Q0579 おもな症状の診察法

出典:あマ指 第29回(2021) 問題42
問題
腹部症状について正しいのはどれか。
選択肢
1 便秘は嘔吐の原因にならない。
2 急性虫垂炎は左季肋部痛が特徴である。
3 腹痛の原因の一つに心筋伷塞がある。
4 鮮血便の場合、上部消化管からの出血を疑う。
解答
正解3(腹痛の原因の一つに心筋伷塞がある。)
解説
✗ 1. 誤り
便秘は嘔吐の原因にならない。
便秘は腸管の膨満や腸閉塞につながり、嘔吐の原因となりうるため誤った記述である。
✗ 2. 誤り
急性虫垂炎は左季肋部痛が特徴である。
急性虫垂炎は右下腹部(マックバーネ点)の圧痛が特徴であり、左季肋部痛ではない。
✓ 3. 正解
腹痛の原因の一つに心筋伷塞がある。
✓ 正しい。 心筋梗塞では横隔膜に近い下壁梗塞などで心窩部痛や上腹部痛として症状が出現することがあり、腹痛の原因の一つとなる。便秘は腸管の膨満により嘔吐の原因となりうるし、急性虫垂炎は右下腹部痛(マックバーネ点)が特徴で左季肋部痛ではない。鮮血便は下部消化管(大腸・直腸)からの出血を示す。
✗ 4. 誤り
鮮血便の場合、上部消化管からの出血を疑う。
鮮血便は下部消化管(大腸・直腸)からの出血を示し、上部消化管出血ではない。
ポイント
  • 心筋梗塞(特に下壁梗塞)は心窩部痛として出現し、腹痛の原因の一つとなる。
  • 心筋梗塞では横隔膜に近い下壁梗塞などで心窩部痛や上腹部痛として症状が出現することがあり、腹痛の原因の一つとなる。
  • 便秘は腸管の膨満により嘔吐の原因となりうるし、急性虫垂炎は右下腹部痛(マックバーネ点)が特徴で左季肋部痛ではない。
  • 重要用語: 心筋梗塞、特に下壁梗塞、は心窩部痛として出現し を正確に理解しておくこと。
解説画像
あマ指 第29回(2021) 問題42|腹部症状について正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第29回(2021) 問題42|腹部症状について正しいのはどれか。
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