学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ D. 咳・痰・息切れ・血痰・喀血・胸水 / Q0553

理由で解く 臨床医学総論

Q0553 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第15回(2007) 問題55
問題
喀痰の性状と疾患との組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 膿性痰 ― 気管支喘息
2 錆色痰 ― 大葉性肺炎
3 漿液性痰 ― 肺化膿症
4 血性痰 ― 間質性肺炎
解答
正解2(錆色痰 - 大葉性肺炎)
解説
✗ 1. 誤り
膿性痰 ― 気管支喘息
気管支喘息では粘稠な粘液性痰が特徴であり、膿性痰ではない。膿性痰は細菌感染を示す。
✓ 2. 正解
錆色痰 ― 大葉性肺炎
✓ 正しい。 錆色痰は大葉性肺炎(肺炎球菌性肺炎)に特徴的な痰の性状である。肺胞内の出血が酸化されて錆色を呈する。膿性痰は細菌性肺炎や気管支拡張症、漿液性痰は肺水腫、血性痰は肺癌や肺結核でみられる。気管支喘息は粘液性の痰が特徴的である。
✗ 3. 誤り
漿液性痰 ― 肺化膿症
肺化膿症では膿性痰が特徴であり、漿液性痰ではない。漿液性痰は肺水腫で特徴的である。
✗ 4. 誤り
血性痰 ― 間質性肺炎
間質性肺炎は乾性咳嗽が特徴であり、血性痰は通常みられない。血性痰は肺癌・肺結核で多い。
ポイント
  • 錆色痰は大葉性肺炎(肺炎球菌性肺炎)の特徴的所見である。
  • 肺胞内の出血が酸化されて錆色を呈する。
  • 膿性痰は細菌性肺炎や気管支拡張症、漿液性痰は肺水腫、血性痰は肺癌や肺結核でみられる。
  • 重要用語: 錆色痰は大葉性肺炎、肺炎球菌性肺炎、特徴的所見である を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第15回(2007) 問題55|喀痰の性状と疾患との組合せで正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第15回(2007) 問題55|喀痰の性状と疾患との組合せで正しいのはどれか。
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