学習トップ理由で解く 臨床医学総論第9章 ▸ B. 血液生化学検査 / Q0471

理由で解く 臨床医学総論

Q0471 臨床検査法

出典:鍼灸 第20回(2012) 問題56
問題
低カリウム血症がみられるのはどれか。
選択肢
1 橋本病
2 アジソン病
3 クッシング症候群
4 褐色細胞腫
解答
正解3(クッシング症候群)
解説
✗ 1. 誤り
橋本病
橋本病は慢性甲状腺炎で甲状腺機能低下が主であり低カリウム血症とは関連しない。
✗ 2. 誤り
アジソン病
アジソン病は副腎皮質機能低下症でアルドステロン不足により高カリウム血症をきたす。
✓ 3. 正解
クッシング症候群
✓ 正しい。 クッシング症候群では副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の過剰分泌により、鉱質コルチコイド作用でナトリウム再吸収が促進されカリウム排泄が亢進するため低カリウム血症をきたす。橋本病は甲状腺機能低下症、アジソン病はむしろ高カリウム血症、褐色細胞腫はカテコールアミン過剰でカリウムへの直接的影響は少ない。
✗ 4. 誤り
褐色細胞腫
褐色細胞腫はカテコールアミン過剰で高血圧が主症状であり低カリウム血症は典型的ではない。
ポイント
  • クッシング症候群では鉱質コルチコイド作用によりカリウム排泄が亢進し低カリウム血症をきたす。
  • クッシング症候群では副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の過剰分泌により、鉱質コルチコイド作用でナトリウム再吸収が促進されカリウム排泄が亢進するため低カリウム血症をきたす。
  • 橋本病は甲状腺機能低下症、アジソン病はむしろ高カリウム血症、褐色細胞腫はカテコールアミン過剰でカリウムへの直接的影響は少ない。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
電解質 基準値 高値の疾患 低値の疾患
Na 138〜146 mEq/l 脱水、尿崩症、アルドステロン症 腎不全、SIADH、嘔吐
K 3.7〜5.0 mEq/l 腎不全、アジソン病 クッシング症候群、アルドステロン症、利尿薬
Cl 99〜107 mEq/l 脱水、代謝性アシドーシス 嘔吐、腎不全
Ca 9.2〜10.7 mg/dl 副甲状腺機能亢進症、悪性腫瘍 副甲状腺機能低下症、腎不全
P 2.8〜4.8 mg/dl 副甲状腺機能低下症、腎不全 副甲状腺機能亢進症、くる病
解説画像
鍼灸 第20回(2012) 問題56|低カリウム血症がみられるのはどれか。 解説図
鍼灸 第20回(2012) 問題56|低カリウム血症がみられるのはどれか。
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