学習トップ理由で解く 臨床医学総論第9章 ▸ B. 血液生化学検査 / Q0468

理由で解く 臨床医学総論

Q0468 臨床検査法

出典:鍼灸 第18回(2010) 問題56
問題
黄疸をきたす疾患で尿中ビリルビンが上昇しないのはどれか。
選択肢
1 胆石症
2 膵臓癌
3 急性肝炎
4 溶血性貧血
解答
正解4(溶血性貧血)
解説
✗ 1.
胆石症
✗ 正しい。胆石症では胆道閉塞により直接ビリルビンが血中に逆流し尿中に排泄される。
✗ 2.
膵臓癌
✗ 正しい。膵臓癌では膵頭部癌が胆管を圧迫し閉塞性黄疸をきたし尿中ビリルビンが上昇する。
✗ 3.
急性肝炎
✗ 正しい。急性肝炎では肝細胞障害により直接ビリルビンが増加し尿中に排泄される。
✓ 4. 正解
溶血性貧血
✓ 誤り。 尿中に排泄されるビリルビンは水溶性の直接(抱合型)ビリルビンである。溶血性貧血では間接(非抱合型)ビリルビンが増加するが、間接ビリルビンは水に不溶でアルブミンと結合しているため腎から排泄されず尿中ビリルビンは上昇しない。胆石症・膵臓癌(閉塞性黄疸)・急性肝炎では直接ビリルビンが増加するため尿中ビリルビンが陽性になる。
ポイント
  • 尿中ビリルビンは直接型のみ排泄される。溶血性黄疸は間接型増加のため尿中ビリルビン陰性。
  • 尿中に排泄されるビリルビンは水溶性の直接(抱合型)ビリルビンである。
  • 溶血性貧血では間接(非抱合型)ビリルビンが増加するが、間接ビリルビンは水に不溶でアルブミンと結合しているため腎から排泄されず尿中ビリルビンは上昇しない。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第18回(2010) 問題56|黄疸をきたす疾患で尿中ビリルビンが上昇しないのはどれか。 解説図
鍼灸 第18回(2010) 問題56|黄疸をきたす疾患で尿中ビリルビンが上昇しないのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学総論
App Store入手