学習トップ理由で解く 臨床医学総論第9章 ▸ B. 血液生化学検査 / Q0457

理由で解く 臨床医学総論

Q0457 臨床検査法

出典:鍼灸 第5回(1997) 問題59
問題
低タンパク血症を特徴とする疾患はどれか。
選択肢
1 クインケ浮腫
2 うっ血性心不全
3 ネフローゼ症候群
4 慢性糸球体腎炎
解答
正解3(ネフローゼ症候群)
解説
✗ 1. 誤り
クインケ浮腫
クインケ浮腫はアレルギー反応による局所的浮腫で低タンパク血症とは関連しない。
✗ 2. 誤り
うっ血性心不全
うっ血性心不全は静脈圧上昇による浮腫であり低タンパク血症は主病態ではない。
✓ 3. 正解
ネフローゼ症候群
✓ 正しい。 ネフローゼ症候群は大量の蛋白尿により血中蛋白が減少し、低タンパク血症・低アルブミン血症を特徴とする。アルブミンが2.5g/dl以下になると浮腫や腹水の原因となる。
✗ 4. 誤り
慢性糸球体腎炎
慢性糸球体腎炎ではネフローゼ症候群ほどの大量蛋白尿は典型的でなく低タンパク血症は特徴的ではない。
ポイント
  • ネフローゼ症候群=大量蛋白尿→低タンパク血症→浮腫が特徴的な病態連鎖。
  • ネフローゼ症候群は大量の蛋白尿により血中蛋白が減少し、低タンパク血症・低アルブミン血症を特徴とする。
  • アルブミンが2.5g/dl以下になると浮腫や腹水の原因となる。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
血清蛋白項目 基準値 増加する疾患 減少する疾患
総蛋白(TP) 6.5〜8.0 g/dl 脱水、多発性骨髄腫 ネフローゼ、肝障害、栄養不良
アルブミン(Alb) 3.8〜4.8 g/dl 脱水 ネフローゼ、肝硬変、栄養不良
γ-グロブリン 15〜20% 肝硬変、膠原病、骨髄腫 免疫不全
A/G比 1.1〜2.0 肝硬変、ネフローゼ、膠原病
解説画像
鍼灸 第5回(1997) 問題59|低タンパク血症を特徴とする疾患はどれか。 解説図
鍼灸 第5回(1997) 問題59|低タンパク血症を特徴とする疾患はどれか。
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