学習トップ理由で解く 臨床医学総論第8章 ▸ A. 救急時の診察 / Q0418

理由で解く 臨床医学総論

Q0418 その他の診察

出典:鍼灸 第14回(2006) 問題66
問題
食中毒の原因で致死率が最も高いのはどれか。
選択肢
1 ボツリヌス菌
2 サルモネラ菌
3 腸炎ビブリオ
4 黄色ブドウ球菌
解答
正解1(ボツリヌス菌)
解説
✓ 1. 正解
ボツリヌス菌
✓ 正しい。 ボツリヌス菌による食中毒は致死率が最も高い。ボツリヌス毒素は神経毒で、アセチルコリンの放出を阻害し、弛緩性麻痺を引き起こす。呼吸筋麻痺により死に至ることがある。潜伏期は12〜36時間で、嘔吐・下痢より神経症状(複視・嚥下障害・呼吸麻痺)が主体である。
✗ 2. 誤り
サルモネラ菌
サルモネラ菌は食中毒の原因菌として頻度が高いが、致死率はボツリヌス菌より低い。下痢・嘔吐・発熱が主症状である。
✗ 3. 誤り
腸炎ビブリオ
腸炎ビブリオは魚介類による食中毒の原因菌で、激しい下痢を呈するが致死率は低い。
✗ 4. 誤り
黄色ブドウ球菌
黄色ブドウ球菌は毒素型食中毒を引き起こし、嘔吐・下痢が主症状だが、致死率は低い。
ポイント
  • ボツリヌス菌は神経毒による呼吸筋麻痺で致死率が最も高い食中毒
  • ボツリヌス菌による食中毒は致死率が最も高い。
  • ボツリヌス毒素は神経毒で、アセチルコリンの放出を阻害し、弛緩性麻痺を引き起こす。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
原因菌 主症状 特徴
ボツリヌス菌 神経麻痺(複視、嚥下障害) 致死率最高、下痢は主症状でない
サルモネラ属 激しい下痢、発熱 鶏卵・食肉が原因食品
腸炎ビブリオ 激しい下痢、腹痛 魚介類が原因食品
黄色ブドウ球菌 嘔吐、下痢 毒素型、潜伏期短い
解説画像
鍼灸 第14回(2006) 問題66|食中毒の原因で致死率が最も高いのはどれか。 解説図
鍼灸 第14回(2006) 問題66|食中毒の原因で致死率が最も高いのはどれか。
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