学習トップ / 理由で解く 臨床医学総論 / 第7章 ▸ I. 整形外科学的検査法 / Q0392

理由で解く 臨床医学総論

Q0392 運動機能検査

出典:鍼灸 第23回(2015) 問題50
問題
下肢の徒手検査でないのはどれか。
選択肢
1 パトリックテスト
2 モーレイテスト
3 トーマステスト
4 マックマレーテスト
解答
正解2(モーレイテスト)
解説
✗ 1. 正しい
パトリックテスト
パトリックテストは股関節を屈曲・外転・外旋させて股関節・仙腸関節障害をみる下肢の徒手検査である。
✓ 2. 誤り
モーレイテスト
モーレイテストは鎖骨上窩で腕神経叢を圧迫し、上肢への放散痛・しびれの出現をみる胸郭出口症候群の検査であり、上肢領域の検査で下肢の徒手検査ではないため本問(下肢の検査でないもの)の答えである。下肢の徒手検査にはパトリックテスト・トーマステスト・マックマレーテストなどがある。
✗ 3. 正しい
トーマステスト
トーマステストは股関節屈曲拘縮をみる下肢の徒手検査である。
✗ 4. 正しい
マックマレーテスト
マックマレーテストは膝関節の半月板損傷をみる下肢の徒手検査である。
ポイント
  • スパーリングテストは頸椎疾患の検査であり、下肢の徒手検査には含まれない。
  • SLRテストは仰臥位で下肢を伸展挙上する下肢の徒手検査である。
  • マックマレーテストは膝関節の半月板損傷をみる下肢の徒手検査である。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
部位 検査法 方法の要点 対象疾患
頸椎 ジャクソンテスト 頸部を後側屈し頭部を圧迫 頸椎症・椎間板ヘルニア
スパーリングテスト 頭部を患側へ倒し圧迫 頸椎神経根症
イートンテスト 頭部を健側へ傾け患側上肢を牽引 神経根圧迫・癒着
胸郭出口 アドソンテスト 頸部後屈・患側回旋・深呼吸 斜角筋症候群
エデンテスト 上肢を後下方に引き下げる 肋鎖症候群
ライトテスト 上肢を過外転 小胸筋症候群
モーレイテスト 前斜角筋部を圧迫 胸郭出口症候群
肩 ヤーガソンテスト 肘90°屈曲で前腕回外に抵抗 上腕二頭筋長頭腱炎
腰・下肢 SLRテスト 下肢伸展挙上 腰椎椎間板ヘルニア
ボンネットテスト 股・膝90°屈曲で内旋・内転 坐骨神経痛
大腿神経伸展テスト 腹臥位で膝屈曲・股関節伸展 上位腰椎ヘルニア
股関節 トーマステスト 一側膝を胸に抱え屈曲拘縮を検出 股関節屈曲拘縮
パトリックテスト 4の字テスト(屈曲外転外旋) 変形性股関節症・仙腸関節障害
トレンデレンブルグ徴候 患側片脚起立で健側骨盤が下がる 先天性股関節脱臼・中殿筋麻痺
膝 マックマレーテスト 膝最大屈曲から伸展(回旋負荷) 半月板損傷
前方引き出しテスト 膝90°屈曲で下腿を前方へ引き出す 前十字靱帯損傷
ラックマンテスト 膝20〜30°屈曲で前方引き出し 前十字靱帯損傷
アプレイテスト 腹臥位で下腿に圧迫・牽引+回旋 半月板・側副靱帯損傷
手 ファレンテスト 手関節掌屈保持 手根管症候群
チネルサイン 手根管部を叩打 手根管症候群
腱 トンプソンテスト 腹臥位で腓腹筋を握る アキレス腱断裂
解説画像
鍼灸 第23回(2015) 問題50|下肢の徒手検査でないのはどれか。 解説図
鍼灸 第23回(2015) 問題50|下肢の徒手検査でないのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学総論
App Store入手