学習トップ理由で解く 臨床医学総論第7章 ▸ E. 起立・歩行検査 / Q0363

理由で解く 臨床医学総論

Q0363 運動機能検査

出典:鍼灸 第34回(2026) 問題45
問題
登はん性起立がみられるのはどれか。
選択肢
1 デュシェンヌ型筋ジストロフィー
2 重症筋無力症
3 中心性脊髄損傷
4 脳性麻痺
解答
正解1(デュシェンヌ型筋ジストロフィー)
解説
✓ 1. 正解
デュシェンヌ型筋ジストロフィー
✓ 正しい。 登はん性起立(ガワーズ徴候)はデュシェンヌ型筋ジストロフィーに特徴的な所見で、腰帯・大腿部の近位筋の筋力低下のため、床から立ち上がる際に膝に手をつき自分の身体をよじ登るようにして起立する。近位筋の筋力低下を示す重要な徴候であり、下肢近位筋に筋力低下のある他の神経筋疾患でもみられることがある。
✗ 2. 誤り
重症筋無力症
筋萎縮性側索硬化症は遠位筋の萎縮が主で、登はん性起立は典型的ではない。
✗ 3. 誤り
中心性脊髄損傷
シャルコー・マリー・ツース病は遠位筋の萎縮が主で、登はん性起立は典型的ではない。
✗ 4. 誤り
脳性麻痺
多発性硬化症は中枢神経の脱髄疾患で、登はん性起立は典型的な所見ではない。
ポイント
  • 登はん性起立(ガワーズ徴候)はデュシェンヌ型筋ジストロフィーに特徴的で、近位筋の筋力低下を示す。
  • 近位筋の筋力低下を示す重要な徴候であり、下肢近位筋に筋力低下のある他の神経筋疾患でもみられることがある。
  • 筋萎縮性側索硬化症は遠位筋の萎縮が主で、登はん性起立は典型的ではない。
  • 重要用語: 登はん性起立、ガワーズ徴候、近位筋の筋力低下を示す を正確に理解しておくこと。
比較表
分布の特徴 代表的疾患
四肢全域 多発性筋炎・多発性神経炎・筋緊張性ジストロフィー
四肢遠位に偏る 脊髄性進行性筋萎縮症・筋萎縮性側索硬化症・シャルコーマリーツース病
四肢近位に偏る 進行性筋ジストロフィー(デュシェンヌ型・肢帯型)
分散型・局在型 脊髄腫瘍・脊髄空洞症・椎間板ヘルニア
特異的局在型 進行性筋ジストロフィー(顔面肩甲上腕型)
解説画像
鍼灸 第34回(2026) 問題45|登はん性起立がみられるのはどれか。 解説図
鍼灸 第34回(2026) 問題45|登はん性起立がみられるのはどれか。
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