学習トップ理由で解く 臨床医学総論第7章 ▸ A. 運動麻痺(上位・下位ニューロン) / Q0337

理由で解く 臨床医学総論

Q0337 運動機能検査

出典:あマ指 第25回(2017) 問題55
問題
頸椎症性神経痕症について正しいのはどれか。
選択肢
1 痙性麻痺を認める。
2 膀胱直腸障害を認める。
3 上肢腱反射の減弱を認める。
4 病的反射を認める。
解答
正解3(上肢腱反射の減弱を認める。)
解説
✗ 1. 誤り
痙性麻痺を認める。
この記述は頸椎症性神経根症の正しい特徴ではない。
✗ 2. 誤り
膀胱直腸障害を認める。
この記述は頸椎症性神経根症の正しい特徴ではない。
✓ 3. 正解
上肢腱反射の減弱を認める。
✓ 正しい。 頸椎症性神経根症は頸椎の変性により神経根が圧迫される疾患で、圧迫された神経根の支配領域に一致した片側性の上肢痛、しびれ、筋力低下が出現する。頸椎症性脊髄症(脊髄圧迫)とは異なり、下位運動ニューロン障害の所見を呈する。スパーリングテストやジャクソンテストで陽性となる。
✗ 4. 誤り
病的反射を認める。
この記述は頸椎症性神経根症の正しい特徴ではない。
ポイント
  • 頸椎症性神経根症は神経根圧迫による片側性の上肢症状で、スパーリングテストが有用。
  • 頸椎症性神経根症は頸椎の変性により神経根が圧迫される疾患で、圧迫された神経根の支配領域に一致した片側性の上肢痛、しびれ、筋力低下が出現する。
  • 頸椎症性脊髄症(脊髄圧迫)とは異なり、下位運動ニューロン障害の所見を呈する。
  • 重要用語: スパーリングテストが有用 を正確に理解しておくこと。
比較表
所見 上位運動ニューロン障害 下位運動ニューロン障害
麻痺の性状 痙性麻痺 弛緩性麻痺
筋萎縮 なし(廃用性のみ) あり(著明)
筋線維束攣縮 なし あり
筋トーヌス 亢進(痙直) 低下
腱反射 亢進 減弱〜消失
病的反射 出現(バビンスキー反射など) なし
代表的疾患 脳血管障害・脳腫瘍・脊髄損傷 脊髄前角障害・末梢神経障害・ギランバレー症候群
解説画像
あマ指 第25回(2017) 問題55|頸椎症性神経痕症について正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第25回(2017) 問題55|頸椎症性神経痕症について正しいのはどれか。
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