学習トップ理由で解く 臨床医学総論第7章 ▸ A. 運動麻痺(上位・下位ニューロン) / Q0319

理由で解く 臨床医学総論

Q0319 運動機能検査

出典:鍼灸 第7回(1999) 問題67
問題
錐体路障害の症候で適切でないのはどれか。
選択肢
1 筋緊張亢進
2 痙性麻痺
3 病的反射出現
4 深部反射減弱
解答
正解4(深部反射減弱)
解説
✗ 1.
筋緊張亢進
✗ 正しい。この症候は錐体路障害の適切な所見である。
✗ 2.
痙性麻痺
✗ 正しい。この症候は錐体路障害の適切な所見である。
✗ 3.
病的反射出現
✗ 正しい。この症候は錐体路障害の適切な所見である。
✓ 4. 正解
深部反射減弱
✓ 誤り。 錐体路障害(上位運動ニューロン障害)の症候は、痙性麻痺、腱反射亢進、バビンスキー反射などの病的反射陽性、腹壁反射消失である。筋萎縮や筋線維束攣縮は認められない(これらは下位運動ニューロン障害の所見)。弛緩性麻痺も下位運動ニューロン障害の所見である。
ポイント
  • 錐体路障害では筋萎縮・筋線維束攣縮・弛緩性麻痺は出現しない(下位の所見)。
  • 錐体路障害(上位運動ニューロン障害)の症候は、痙性麻痺、腱反射亢進、バビンスキー反射などの病的反射陽性、腹壁反射消失である。
  • 筋萎縮や筋線維束攣縮は認められない(これらは下位運動ニューロン障害の所見)。
  • 重要用語: 錐体路障害では筋萎縮、筋線維束攣縮、弛緩性麻痺は出現しない を正確に理解しておくこと。
比較表
所見 上位運動ニューロン障害 下位運動ニューロン障害
麻痺の性状 痙性麻痺 弛緩性麻痺
筋萎縮 なし(廃用性のみ) あり(著明)
筋線維束攣縮 なし あり
筋トーヌス 亢進(痙直) 低下
腱反射 亢進 減弱〜消失
病的反射 出現(バビンスキー反射など) なし
代表的疾患 脳血管障害・脳腫瘍・脊髄損傷 脊髄前角障害・末梢神経障害・ギランバレー症候群
解説画像
鍼灸 第7回(1999) 問題67|錐体路障害の症候で適切でないのはどれか。 解説図
鍼灸 第7回(1999) 問題67|錐体路障害の症候で適切でないのはどれか。
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