学習トップ理由で解く 臨床医学総論第6章 ▸ B. 反射検査(深部反射・表在反射・病的反射) / Q0272

理由で解く 臨床医学総論

Q0272 神経系の診察

出典:あマ指 第7回(1999) 問題68
問題
病的反射でないのはどれか。
選択肢
1 バビンスキー反射
2 ホフマン反射
3 アシュネル反射
4 チャドック反射
解答
正解3(アシュネル反射)
解説
✗ 1. 正しい
バビンスキー反射
バビンスキー反射は足底をこすると母趾が背屈する代表的な病的反射で、錐体路障害を示す。
✗ 2. 正しい
ホフマン反射
ホフマン反射は中指末節をはじくと母指が屈曲する上肢の病的反射であり、錐体路障害で出現する。
✓ 3. 誤り
アシュネル反射
アシュネル反射(眼球心臓反射)は眼球圧迫により迷走神経を介して徐脈を生じる自律神経反射であり、錐体路障害で出現する病的反射ではない。病的反射にはバビンスキー反射、チャドック反射、ホフマン反射などがある。
✗ 4. 正しい
チャドック反射
チャドック反射は外果後方(外果の下方)をこすると母趾が背屈する下肢の病的反射であり、錐体路障害を示す。
ポイント
  • 腹壁反射は生理的な表在反射であり、病的反射ではない(錐体路障害で消失する)。
  • 病的反射は錐体路障害で出現する異常反射であり、バビンスキー反射、チャドック反射、オッペンハイム反射、ゴードン反射などが代表的である。
  • 腹壁反射は皮膚をこすると腹壁筋が収縮する生理的な表在反射であり、病的反射ではない。
  • 重要用語: 病的反射ではない、錐体路障害で消失する、病的反射でないのはどれか を正確に理解しておくこと。
比較表
部位 病的反射 刺激方法 陽性所見
上肢 ホフマン反射 中指末節を屈曲させ急に放す 母指を含む全指の屈曲
トレムナー反射 中指末節を掌側からはじく 母指を含む全指の屈曲
ワルテンベルグ反射 4指屈曲位で掌側を叩打 母指を含む全指の屈曲
下肢 バビンスキー反射 足底を踵→外縁→母趾へこする 母趾背屈+他趾の扇状開大
チャドック反射 外果の後下方から足背外側をこする 母趾背屈
オッペンハイム反射 脛骨前面を上→下へこする 母趾背屈
ゴードン反射 腓腹筋をつかむ 母趾背屈
シェーファー反射 アキレス腱をつまむ 母趾背屈
解説画像
あマ指 第7回(1999) 問題68|病的反射でないのはどれか。 解説図
あマ指 第7回(1999) 問題68|病的反射でないのはどれか。
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