学習トップ理由で解く 臨床医学総論第6章 ▸ B. 反射検査(深部反射・表在反射・病的反射) / Q0264

理由で解く 臨床医学総論

Q0264 神経系の診察

出典:鍼灸 第3回(1995) 問題65
問題
アキレス腱反射が消失する椎間板ヘルニアの部位はどれか。
選択肢
1 L2-L3間
2 L3-L4間
3 L4-L5間
4 L5-S1間
解答
正解4(L5-S1間)
解説
✗ 1. 誤り
L2-L3間
L2-L3椎間板ヘルニアは上位腰椎の病変で、大腿前面の症状が主であり、アキレス腱反射には影響しない。
✗ 2. 誤り
L3-L4間
L3-L4椎間板ヘルニアはL4神経根を障害し、膝蓋腱反射の異常が出る可能性があるが、アキレス腱反射(S1-S2)には影響しにくい。
✗ 3. 誤り
L4-L5間
L4-L5椎間板ヘルニアはL5神経根を障害するが、アキレス腱反射の中枢はS1-S2であるため通常消失しない。
✓ 4. 正解
L5-S1間
✓ 正しい。 アキレス腱反射の反射弓は脛骨神経→S1-S2→脛骨神経である。L5-S1椎間板ヘルニアでS1神経根が圧迫されると、アキレス腱反射が消失する。L4-L5椎間板ヘルニアでは膝蓋腱反射への影響は少ないが、L5神経根症状(足背の感覚障害、足趾背屈力低下)が出現する。
ポイント
  • アキレス腱反射の中枢はS1-S2であり、L5-S1椎間板ヘルニアで消失する。
  • アキレス腱反射の反射弓は脛骨神経→S1-S2→脛骨神経である。
  • L5-S1椎間板ヘルニアでS1神経根が圧迫されると、アキレス腱反射が消失する。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
分類 反射名 刺激部位 反応
粘膜反射 角膜反射 角膜を綿糸で触れる 閉眼
咽頭反射 咽頭後壁を舌圧子で刺激 嘔気
皮膚反射 腹壁反射 腹壁を外→中央へこする 臍が移動
足底反射 足裏をこする 足趾が足底方向へ屈曲
肛門反射 肛門周囲を刺激 肛門括約筋収縮
深部反射 膝蓋腱反射 膝蓋腱を叩打 膝関節伸展
アキレス腱反射 アキレス腱を叩打 足底屈曲
自律神経反射 対光反射 瞳孔に光を当てる 縮瞳
眼球心臓反射 眼球を圧迫 徐脈
解説画像
鍼灸 第3回(1995) 問題65|アキレス腱反射が消失する椎間板ヘルニアの部位はどれか。 解説図
鍼灸 第3回(1995) 問題65|アキレス腱反射が消失する椎間板ヘルニアの部位はどれか。
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