学習トップ理由で解く 臨床医学総論第6章 ▸ B. 反射検査(深部反射・表在反射・病的反射) / Q0261

理由で解く 臨床医学総論

Q0261 神経系の診察

出典:鍼灸 第1回(1993) 問題60
問題
深部腱反射が亢進するのはどれか。
選択肢
1 神経根障害
2 末梢神経障害
3 錐体路障害
4 脊髄前角障害
解答
正解3(錐体路障害)
解説
✗ 1. 誤り
神経根障害
末梢神経障害では反射弓の求心路または遠心路が障害され、深部反射は減弱ないし消失する。
✗ 2. 誤り
末梢神経障害
脊髄前角細胞の障害は下位運動ニューロン障害であり、深部反射は減弱ないし消失する。
✓ 3. 正解
錐体路障害
✓ 正しい。 深部腱反射が亢進するのは上位運動ニューロン(錐体路)の障害である。錐体路は通常、腱反射に対して抑制的に作用しているため、脳血管障害などで錐体路が障害されると抑制が解除され、深部反射が亢進する。下位運動ニューロン障害や末梢神経障害では反射弓が断たれ、反射は減弱または消失する。
✗ 4. 誤り
脊髄前角障害
筋疾患では筋自体の収縮力低下により反射が減弱することはあるが、亢進はしない。
ポイント
  • 深部腱反射の亢進は錐体路(上位運動ニューロン)障害を示す重要な徴候である。
  • 深部腱反射が亢進するのは上位運動ニューロン(錐体路)の障害である。
  • 錐体路は通常、腱反射に対して抑制的に作用しているため、脳血管障害などで錐体路が障害されると抑制が解除され、深部反射が亢進する。
  • 重要用語: 深部腱反射の亢進は錐体路、上位運動ニューロン を正確に理解しておくこと。
比較表
分類 反射名 刺激部位 反応
粘膜反射 角膜反射 角膜を綿糸で触れる 閉眼
咽頭反射 咽頭後壁を舌圧子で刺激 嘔気
皮膚反射 腹壁反射 腹壁を外→中央へこする 臍が移動
足底反射 足裏をこする 足趾が足底方向へ屈曲
肛門反射 肛門周囲を刺激 肛門括約筋収縮
深部反射 膝蓋腱反射 膝蓋腱を叩打 膝関節伸展
アキレス腱反射 アキレス腱を叩打 足底屈曲
自律神経反射 対光反射 瞳孔に光を当てる 縮瞳
眼球心臓反射 眼球を圧迫 徐脈
解説画像
鍼灸 第1回(1993) 問題60|深部腱反射が亢進するのはどれか。 解説図
鍼灸 第1回(1993) 問題60|深部腱反射が亢進するのはどれか。
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