学習トップ理由で解く 臨床医学総論第5章 ▸ K. 四肢 / Q0222

理由で解く 臨床医学総論

Q0222 局所の診察

出典:あマ指 第5回(1997) 問題70
問題
骨折の症状で誤っているのはどれか。
選択肢
1 限局性圧痛
2 異常可動性
3 ばね様固定
4 機能障害
解答
正解3(ばね様固定)
解説
✗ 1.
限局性圧痛
✗ 正しい。限局性圧痛は骨折部に限局した圧痛で骨折の重要な症状である。
✗ 2.
異常可動性
✗ 正しい。異常可動性は骨折により正常では動かない部位が動く所見である。
✓ 3. 正解
ばね様固定
✓ 誤り。 ばね様固定は脱臼の症状であり、骨折の症状ではない。脱臼では関節面が外れて弾力性のある固定(ばね様固定)を呈する。骨折の症状は限局性圧痛、異常可動性、軋轢音、機能障害、変形、腫脹などである。
✗ 4.
機能障害
✗ 正しい。機能障害は骨折部の疼痛や不安定性により正常な運動ができなくなる症状である。
ポイント
  • ばね様固定は脱臼の症状であり、骨折ではなく脱臼で出現する。
  • 脱臼では関節面が外れて弾力性のある固定(ばね様固定)を呈する。
  • 骨折の症状は限局性圧痛、異常可動性、軋轢音、機能障害、変形、腫脹などである。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
手の変形 原因となる神経障害 特徴
下垂手(落下手) 橈骨神経麻痺 手関節の伸展不能
猿手 正中神経麻痺 母指球萎縮、手が扁平
鷲手 尺骨神経麻痺 骨間筋萎縮、MP関節背屈・IP関節屈曲
ボタン穴変形 関節リウマチ PIP屈曲・DIP過伸展
スワンネック変形 関節リウマチ PIP過伸展・DIP屈曲
ヘバーデン結節 変形性関節症 DIP関節背側の骨隆起
ブシャール結節 変形性関節症 PIP関節の骨棘
太鼓ばち指 先天性心疾患、慢性肺疾患 末節の腫大、爪の凸状変化
デュプイトレン拘縮 手掌筋膜の短縮・肥厚 第4・5指の屈曲拘縮
解説画像
あマ指 第5回(1997) 問題70|骨折の症状で誤っているのはどれか。 解説図
あマ指 第5回(1997) 問題70|骨折の症状で誤っているのはどれか。
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