学習トップ理由で解く 臨床医学総論第5章 ▸ I. 腹部 / Q0214

理由で解く 臨床医学総論

Q0214 局所の診察

出典:鍼灸 第25回(2017) 問題53
問題
肝硬変の所見でないのはどれか。
選択肢
1 クモ状血管腫
2 眼球突出
3 女性化乳房
4 手掌紅斑
解答
正解2(眼球突出)
解説
✗ 1.
クモ状血管腫
✗ 正しい。くも状血管腫はエストロゲン代謝障害による肝硬変の特徴的所見である。
✓ 2. 正解
眼球突出
✓ 誤り。 眼球突出は肝硬変の所見ではない。眼球突出はバセドウ病(甲状腺機能亢進症)の特徴的所見である。肝硬変ではくも状血管腫(エストロゲン代謝障害)、女性化乳房(エストロゲン過剰)、手掌紅斑がみられる。
✗ 3.
女性化乳房
✗ 正しい。女性化乳房はエストロゲン過剰による肝硬変の男性にみられる所見である。
✗ 4.
手掌紅斑
✗ 正しい。手掌紅斑は慢性肝障害でみられる手掌の発赤である。
ポイント
  • 眼球突出はバセドウ病の所見であり、肝硬変ではみられない。
  • 眼球突出は肝硬変の所見ではない。
  • 眼球突出はバセドウ病(甲状腺機能亢進症)の特徴的所見である。
  • 重要用語: 肝硬変ではみられない を正確に理解しておくこと。
比較表
肝硬変の所見 機序
肝腫大(弾性硬・顆粒状) 線維化・結節性再生
脾腫 門脈圧亢進
腹水(カエル腹) 門脈圧亢進+低アルブミン血症
メズサの頭(腹壁静脈怒張) 門脈圧亢進による側副血行路
くも状血管腫 エストロゲン代謝障害
女性化乳房 エストロゲン過剰
手掌紅斑 エストロゲン過剰
黄疸 ビリルビン代謝障害
解説画像
鍼灸 第25回(2017) 問題53|肝硬変の所見でないのはどれか。 解説図
鍼灸 第25回(2017) 問題53|肝硬変の所見でないのはどれか。
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