学習トップ理由で解く 臨床医学総論第5章 ▸ E. 頸部 / Q0161

理由で解く 臨床医学総論

Q0161 局所の診察

出典:鍼灸 第10回(2002) 問題62
問題
ウィルヒョウのリンパ節の部位はどれか。
選択肢
1 右腋窩
2 左腋窩
3 右鎖骨上窩
4 左鎖骨上窩
解答
正解4(左鎖骨上窩)
解説
✗ 1. 誤り
右腋窩
右腋窩リンパ節は乳癌の転移でよく腫脹するが、ウィルヒョウリンパ節ではない。
✗ 2. 誤り
左腋窩
左腋窩リンパ節は上肢や乳房からのリンパが流入し、ウィルヒョウリンパ節ではない。
✗ 3. 誤り
右鎖骨上窩
右鎖骨上窩リンパ節は右側であり、ウィルヒョウリンパ節は左鎖骨上窩である。
✓ 4. 正解
左鎖骨上窩
✓ 正しい。 ウィルヒョウリンパ節は左鎖骨上窩のリンパ節で、胃癌など腹腔内悪性腫瘍が胸管を通じて転移しやすい部位として知られる。左側である理由は、胸管が左静脈角に流入するためである。右側のリンパ節は右リンパ本幹に流入するため転移パターンが異なる。
ポイント
  • ウィルヒョウリンパ節は左鎖骨上窩で、胃癌など腹腔内悪性腫瘍の転移好発部位。
  • 左側である理由は、胸管が左静脈角に流入するためである。
  • 右側のリンパ節は右リンパ本幹に流入するため転移パターンが異なる。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
頸部の所見 疾患・病態 特徴
びまん性甲状腺腫(軟) 単純性びまん性甲状腺腫 思春期女性、機能正常
びまん性甲状腺腫(弾性硬) バセドウ病 眼球突出・頻脈・振戦
びまん性甲状腺腫(ゴム様硬) 橋本病(慢性甲状腺炎) 中年女性、進行すると機能低下
結節性甲状腺腫(硬、不整) 甲状腺癌 可動性少、機能正常
結節性(圧痛あり) 亜急性甲状腺炎 発熱、中年女性
左鎖骨上窩リンパ節腫脹 ウィルヒョウ転移 胃癌など腹腔内悪性腫瘍
項部硬直 髄膜炎、くも膜下出血 髄膜刺激徴候
翼状頸 ターナー症候群 先天性
解説画像
鍼灸 第10回(2002) 問題62|ウィルヒョウのリンパ節の部位はどれか。 解説図
鍼灸 第10回(2002) 問題62|ウィルヒョウのリンパ節の部位はどれか。
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