学習トップ理由で解く 臨床医学総論第5章 ▸ B. 眼 / Q0152

理由で解く 臨床医学総論

Q0152 局所の診察

出典:鍼灸 第21回(2013) 問題55
問題
眼瞼下垂をきたさないのはどれか。
選択肢
1 顔面神経麻痺
2 重症筋無力症
3 動眼神経麻痺
4 ホルネル症候群
解答
正解1(顔面神経麻痺)
解説
✓ 1. 正解
顔面神経麻痺
✓ 誤り。 顔面神経麻痺では閉眼が不十分になるが、上眼瞼挙筋は動眼神経支配であるため眼瞼下垂はきたさない。むしろ患側の閉眼障害(兎眼)が特徴である。重症筋無力症は神経筋接合部障害で眼瞼下垂、動眼神経麻痺は上眼瞼挙筋麻痺で眼瞼下垂、ホルネル症候群は交感神経障害で眼瞼下垂をきたす。
✗ 2.
重症筋無力症
✗ 正しい。重症筋無力症は上眼瞼挙筋の疲労により眼瞼下垂をきたす。
✗ 3.
動眼神経麻痺
✗ 正しい。動眼神経麻痺は上眼瞼挙筋の麻痺により眼瞼下垂をきたす。
✗ 4.
ホルネル症候群
✗ 正しい。ホルネル症候群は交感神経障害によりミュラー筋が麻痺して眼瞼下垂をきたす。
ポイント
  • 顔面神経麻痺は閉眼障害で、上眼瞼挙筋は動眼神経支配のため眼瞼下垂はない。
  • 顔面神経麻痺では閉眼が不十分になるが、上眼瞼挙筋は動眼神経支配であるため眼瞼下垂はきたさない。
  • むしろ患側の閉眼障害(兎眼)が特徴である。
  • 重要用語: 顔面神経麻痺は閉眼障害で を正確に理解しておくこと。
比較表
ホルネル症候群の所見 機序
縮瞳 瞳孔散大筋の交感神経支配障害
眼瞼下垂(眼裂狭小) ミュラー筋の交感神経支配障害
眼球陥凹 眼窩筋の交感神経支配障害
顔面発汗減少 汗腺の交感神経支配障害
原因疾患 脳血管障害、肺癌、縦隔腫瘍、胸部大動脈瘤
解説画像
鍼灸 第21回(2013) 問題55|眼瞼下垂をきたさないのはどれか。 解説図
鍼灸 第21回(2013) 問題55|眼瞼下垂をきたさないのはどれか。
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