学習トップ理由で解く 臨床医学総論第5章 ▸ B. 眼 / Q0146

理由で解く 臨床医学総論

Q0146 局所の診察

出典:あマ指 第14回(2006) 問題68
問題
眼瞼下垂をきたさないのはどれか。
選択肢
1 重症筋無力症
2 動眼神経麻痺
3 外転神経麻痺
4 ホルネル症候群
解答
正解3(外転神経麻痺)
解説
✗ 1.
重症筋無力症
✗ 正しい。重症筋無力症は神経筋接合部のアセチルコリン受容体障害で眼瞼下垂をきたす。
✗ 2.
動眼神経麻痺
✗ 正しい。動眼神経麻痺では上眼瞼挙筋の麻痺により眼瞼下垂を呈する。
✓ 3. 正解
外転神経麻痺
✓ 誤り。 外転神経は外直筋を支配する運動神経で、麻痺すると患側の外転障害(内斜視)と水平方向の複視が生じるが、眼瞼下垂はきたさない。上眼瞼挙筋は動眼神経が支配するためである。重症筋無力症は神経筋接合部障害で眼瞼下垂、動眼神経麻痺は眼瞼下垂、ホルネル症候群は交感神経障害で眼瞼下垂(瞼裂狭小)をきたす。
✗ 4.
ホルネル症候群
✗ 正しい。ホルネル症候群は交感神経障害で上眼瞼の瞼板筋(ミュラー筋)が麻痺し眼瞼下垂(瞼裂狭小)を呈する。
ポイント
  • 外転神経は外直筋のみを支配し、麻痺しても眼瞼下垂はきたさない。
  • 外転神経は外直筋を支配する運動神経で、麻痺すると患側の外転障害(内斜視)と水平方向の複視が生じるが、眼瞼下垂はきたさない。
  • 上眼瞼挙筋は動眼神経が支配するためである。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
疾患 眼瞼下垂 機序
動眼神経麻痺 あり 上眼瞼挙筋の麻痺
重症筋無力症 あり 神経筋接合部障害(易疲労性)
ホルネル症候群 あり 交感神経障害(ミュラー筋麻痺)
外転神経麻痺 なし 外直筋のみ支配(内斜視)
顔面神経麻痺 なし 閉眼障害(兎眼)
解説画像
あマ指 第14回(2006) 問題68|眼瞼下垂をきたさないのはどれか。 解説図
あマ指 第14回(2006) 問題68|眼瞼下垂をきたさないのはどれか。
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