学習トップ理由で解く 臨床医学総論第4章 ▸ D. 姿勢・体位・歩行 / Q0127

理由で解く 臨床医学総論

Q0127 全身の診察

出典:鍼灸 第27回(2019) 問題48
問題
異常歩行と疾患の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 突進歩行 ― 変形性膝関節症
2 あひる歩行 ― 進行性筋ジストロフィー
3 はさみ脚歩行 ― パーキンソン病
4 硬性墜落性跛行 ― 脳性麻痺
解答
正解2(あひる歩行―――――――進行性筋ジストロフィー)
解説
✗ 1. 誤り
突進歩行 ― 変形性膝関節症
突進歩行はパーキンソン病であり、変形性膝関節症ではない。
✓ 2. 正解
あひる歩行 ― 進行性筋ジストロフィー
✓ 正しい。 あひる歩行(動揺性歩行)は進行性筋ジストロフィーでみられる下肢帯筋力低下による歩行障害で、左右に揺れながら歩く。突進歩行はパーキンソン病(変形性膝関節症ではない)、はさみ脚歩行は脳性麻痺(パーキンソン病ではない)、硬性墜落性跛行は脚長差(脳性麻痺ではない)でみられる。
✗ 3. 誤り
はさみ脚歩行 ― パーキンソン病
はさみ脚歩行は脳性麻痺の痙直型でみられ、パーキンソン病ではない。
✗ 4. 誤り
硬性墜落性跛行 ― 脳性麻痺
硬性墜落性跛行は脚長差により生じるもので、脳性麻痺の代表的歩行ではない。
ポイント
  • あひる歩行は進行性筋ジストロフィーの下肢帯筋力低下で左右に動揺する。
  • あひる歩行(動揺性歩行)は進行性筋ジストロフィーでみられる下肢帯筋力低下による歩行障害で、左右に揺れながら歩く。
  • 突進歩行はパーキンソン病(変形性膝関節症ではない)、はさみ脚歩行は脳性麻痺(パーキンソン病ではない)、硬性墜落性跛行は脚長差(脳性麻痺ではない)でみられる。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
跛行の種類 痛みの有無 特徴 関連疾患
間欠跛行 あり 歩行中に疼痛で歩行不能、休息で回復 閉塞性動脈硬化症
疼痛性跛行(逃避跛行) あり 患側接地時間を短縮 変形性股関節症など
随意跛行 なし 注意すると消失 小児股関節結核
鶏歩 なし 足を高く上げて引きずる 腓骨神経麻痺
解説画像
鍼灸 第27回(2019) 問題48|異常歩行と疾患の組合せで正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第27回(2019) 問題48|異常歩行と疾患の組合せで正しいのはどれか。
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