学習トップ理由で解く 臨床医学総論第4章 ▸ D. 姿勢・体位・歩行 / Q0121

理由で解く 臨床医学総論

Q0121 全身の診察

出典:鍼灸 第16回(2008) 問題53
問題
歩行異常と疾患との組合せで誤っているのはどれか。
選択肢
1 間欠跛行 ― 脊柱管狭窄症
2 トレンデレンブルグ徴候 ― 側弯症
3 分回し歩行 ― 脳卒中
4 すくみ足 ― パーキンソン病
解答
正解2(トレンデレンブルグ徴候 ― 側弯症)
解説
✗ 1.
間欠跛行 ― 脊柱管狭窄症
✗ 正しい。間欠跛行は腰部脊柱管狭窄症による神経性間欠跛行でもみられ、正しい。
✓ 2. 正解
トレンデレンブルグ徴候 ― 側弯症
✓ 誤り。 トレンデレンブルグ徴候は股関節外転筋(中殿筋)の筋力低下による股関節不安定性でみられ、先天性股関節脱臼や変形性股関節症で認められる。側弯症とは関連しない。間欠跛行は脊柱管狭窄症、分回し歩行は脳卒中、すくみ足はパーキンソン病でそれぞれ正しい。
✗ 3.
分回し歩行 ― 脳卒中
✗ 正しい。分回し歩行は脳卒中後の片麻痺で下肢を半円状に振り出す歩行で正しい。
✗ 4.
すくみ足 ― パーキンソン病
✗ 正しい。すくみ足はパーキンソン病の歩行開始時の足の停滞であり、正しい。
ポイント
  • トレンデレンブルグ徴候は股関節疾患であり、側弯症とは関連しない。
  • 間欠跛行は脊柱管狭窄症、分回し歩行は脳卒中、すくみ足はパーキンソン病でそれぞれ正しい。
  • 間欠跛行は腰部脊柱管狭窄症による神経性間欠跛行でもみられ、正しい。
  • 重要用語: 側弯症とは関連しない を正確に理解しておくこと。
比較表
跛行の種類 痛みの有無 特徴 関連疾患
間欠跛行 あり 歩行中に疼痛で歩行不能、休息で回復 閉塞性動脈硬化症
疼痛性跛行(逃避跛行) あり 患側接地時間を短縮 変形性股関節症など
随意跛行 なし 注意すると消失 小児股関節結核
鶏歩 なし 足を高く上げて引きずる 腓骨神経麻痺
解説画像
鍼灸 第16回(2008) 問題53|歩行異常と疾患との組合せで誤っているのはどれか。 解説図
鍼灸 第16回(2008) 問題53|歩行異常と疾患との組合せで誤っているのはどれか。
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