学習トップ理由で解く 臨床医学総論第3章 ▸ C. 血圧 / Q0060

理由で解く 臨床医学総論

Q0060 生命徴候(バイタルサイン)の診察

出典:鍼灸 第11回(2003) 問題61
問題
運動時血流が最も減少するのはどれか。
選択肢
1 皮膚
2 腸管
3 筋肉
4
解答
正解2(腸管)
解説
✗ 1. 誤り
皮膚
皮膚の血流は運動時に放熱のために増加するが、初期には減少しうる。しかし腸管ほどの著明な減少ではない。
✓ 2. 正解
腸管
✓ 正しい。 運動時には交感神経の活性化により血流の再分配が起こり、骨格筋への血流が増加する一方、腸管(消化器)への血流は著しく減少する。これは運動に必要な酸素と栄養素を筋肉に優先的に供給するための生理的な循環調節である。皮膚への血流は放熱のため変動し、脳への血流はほぼ一定に保たれる。
✗ 3. 誤り
筋肉
筋肉の血流は運動時に著しく増加する。最も減少するのではなく、最も増加する。
✗ 4. 誤り
脳の血流は自動調節機構によりほぼ一定に保たれ、運動時にも大きくは変動しない。
ポイント
  • 運動時は筋肉への血流が増加し、腸管への血流が最も減少する
  • 運動時には交感神経の活性化により血流の再分配が起こり、骨格筋への血流が増加する一方、腸管(消化器)への血流は著しく減少する。
  • これは運動に必要な酸素と栄養素を筋肉に優先的に供給するための生理的な循環調節である。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
臓器 運動時の血流変化 機序
骨格筋 著しく増加 酸素需要増大に対する対応
心臓 増加 心仕事量の増大
皮膚 変動(放熱時に増加) 体温調節
ほぼ一定 自動調節機構により維持
腸管 著しく減少 交感神経による血管収縮
腎臓 減少 交感神経による血管収縮
解説画像
鍼灸 第11回(2003) 問題61|運動時血流が最も減少するのはどれか。 解説図
鍼灸 第11回(2003) 問題61|運動時血流が最も減少するのはどれか。
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