学習トップ理由で解く 臨床医学総論第3章 ▸ A. 体温 / Q0031

理由で解く 臨床医学総論

Q0031 生命徴候(バイタルサイン)の診察

出典:あマ指 第28回(2020) 問題52
問題
体温について正しいのはどれか。
選択肢
1 夜間は日中より高い。
2 月経前は月経後より低い。
3 腋窩温は直腸温より低い。
4 甲状腺機能低下症で上昇する。
解答
正解3(腋窩温は直腸温より低い。)
解説
✗ 1. 誤り
夜間は日中より高い。
体温は午前2〜4時頃に最低で、午後2〜6時頃に最高となる。夜間は日中より低い。
✗ 2. 誤り
月経前は月経後より低い。
月経前(黄体期)は黄体ホルモンの作用で体温が上昇するため、月経後(卵胞期)より高い。
✓ 3. 正解
腋窩温は直腸温より低い。
✓ 正しい。 腋窩温は直腸温より約0.6〜1.0℃低い。体温の測定値は直腸>口腔>腋窩の順に低くなる。直腸温は体腔内温度に最も近く、腋窩温は外界の影響を受けやすいため低値を示す。体温測定部位による差を理解しておくことが臨床上重要である。
✗ 4. 誤り
甲状腺機能低下症で上昇する。
甲状腺機能低下症では基礎代謝が低下するため体温は低下する。上昇するのは甲状腺機能亢進症である。
ポイント
  • 腋窩温<口腔温<直腸温の順に高くなる
  • 腋窩温は直腸温より約0.6〜1.0℃低い。
  • 体温の測定値は直腸>口腔>腋窩の順に低くなる。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
測定部位 正常値の目安 直腸温との差 特徴
直腸 約37.5℃ 基準 体腔内温度に最も近い。最も正確
口腔 約37.0℃ 約0.4〜0.5℃低い 食事・飲水の影響を受けやすい
腋窩 約36.5℃ 約0.6〜1.0℃低い 日本で最も一般的。外気温の影響あり
鼓膜 約37.0℃ ほぼ同等 短時間で測定可能。乳幼児にも有用
解説画像
あマ指 第28回(2020) 問題52|体温について正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第28回(2020) 問題52|体温について正しいのはどれか。
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