学習トップ理由で解く 臨床医学総論第3章 ▸ A. 体温 / Q0028

理由で解く 臨床医学総論

Q0028 生命徴候(バイタルサイン)の診察

出典:あマ指 第21回(2013) 問題68
問題
体温について正しいのはどれか。
選択肢
1 卵胞期より黄体期が高い。
2 口内温より腋窩温が高い。
3 午後より午前中が高い。
4 小児より成人が高い。
解答
正解1(卵胞期より黄体期が高い。)
解説
✓ 1. 正解
卵胞期より黄体期が高い。
✓ 正しい。 女性の体温は月経周期と連動しており、排卵後の黄体期はプロゲステロン(黄体ホルモン)の作用により、排卵前の卵胞期より約0.3〜0.5℃高くなる。この基礎体温の二相性は排卵の有無を確認する指標として臨床的に重要である。
✗ 2. 誤り
口内温より腋窩温が高い。
口内温は腋窩温より約0.2〜0.5℃高い。腋窩温が口内温より高いというのは逆である。
✗ 3. 誤り
午後より午前中が高い。
体温は午前2〜4時頃に最低となり、午後2〜6時頃に最高となる。午後のほうが高い。
✗ 4. 誤り
小児より成人が高い。
小児(乳幼児)は体温調節機能が未熟で代謝が活発なため、成人より体温がやや高い傾向がある。
ポイント
  • 黄体期は黄体ホルモンの作用で卵胞期より体温が高くなる(基礎体温の二相性)
  • 女性の体温は月経周期と連動しており、排卵後の黄体期はプロゲステロン(黄体ホルモン)の作用により、排卵前の卵胞期より約0.3〜0.5℃高くなる。
  • この基礎体温の二相性は排卵の有無を確認する指標として臨床的に重要である。
  • 重要用語: 基礎体温の二相性 を正確に理解しておくこと。
比較表
因子 体温への影響 備考
日内変動 午前2〜4時に最低、午後2〜6時に最高 約0.5〜1.0℃の変動
月経周期 黄体期(排卵後)に約0.3〜0.5℃上昇 プロゲステロンの作用
年齢 乳幼児はやや高い、高齢者はやや低い 代謝率の差
甲状腺機能 亢進症→上昇、低下症→低下 基礎代謝の変化
測定部位 直腸>口腔>腋窩 約0.5〜1.0℃の差
解説画像
あマ指 第21回(2013) 問題68|体温について正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第21回(2013) 問題68|体温について正しいのはどれか。
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