学習トップ理由で解く 臨床医学総論第2章 ▸ F. 測定法 / Q0022

理由で解く 臨床医学総論

Q0022 診察の方法

出典:あマ指 第9回(2001) 問題70
問題
身体の診察で正しい記述はどれか。
選択肢
1 腹部触診は疼痛部から行う。
2 橈骨動脈の拍動は左が右より強い。
3 心臓部は打診で濁音を呈する。
4 高周波音はベル型で聴診する。
解答
正解3(心臓部は打診で濁音を呈する。)
解説
✗ 1. 誤り
腹部触診は疼痛部から行う。
腹部触診では疼痛部位は最後に行う。最初から疼痛部を触診すると腹壁筋肉が緊張してしまうためである。
✗ 2. 誤り
橈骨動脈の拍動は左が右より強い。
橈骨動脈の拍動は通常、左右で差がない。左が右より強いということはない。
✓ 3. 正解
心臓部は打診で濁音を呈する。
✓ 正しい。 心臓は含気量の少ない実質臓器であるため、心臓部の打診では濁音を呈する。これは正常所見であり、心臓の大きさや位置を推定するのに利用される。心肥大があると濁音界が拡大する。打診音の種類と対応する組織の性状を理解しておくことが重要である。
✗ 4. 誤り
高周波音はベル型で聴診する。
高周波音(高調音)は膜型の聴診器で聴診する。ベル型は低周波(低調)の音を聴くのに適している。
ポイント
  • 心臓部は打診で濁音を呈する実質臓器であり、肺野の清音と区別される
  • 心臓は含気量の少ない実質臓器であるため、心臓部の打診では濁音を呈する。
  • これは正常所見であり、心臓の大きさや位置を推定するのに利用される。
  • 重要用語: 肺野の清音と区別される を正確に理解しておくこと。
比較表
身体診察法 内容 注意事項
視診 外形・外観を目で観察 十分な露出と適切な照明が必要
触診 手指で体表・臓器に触れて調べる 疼痛部位は最後、最初は軟らかく
打診 指で叩いて発生する音を聴き分ける 清音(肺)・濁音(心臓/肝臓)・鼓音(胃腸ガス)
聴診 聴診器で体内の音を聴取 膜型=高調音、ベル型=低調音
測定法 身長・体重・四肢長等を計測 正しい姿勢・肢位で、左右同一条件で測定
解説画像
あマ指 第9回(2001) 問題70|身体の診察で正しい記述はどれか。 解説図
あマ指 第9回(2001) 問題70|身体の診察で正しい記述はどれか。
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