学習トップ理由で解く 臨床医学総論第2章 ▸ E. 聴診 / Q0021

理由で解く 臨床医学総論

Q0021 診察の方法

出典:あマ指 第9回(2001) 問題69
問題
理学的検査で誤っている組合せはどれか。
選択肢
1 瞳孔 ― 輻輳反射
2 肺 ― ラ音
3 心臓 ― グル音
4 腹部 ― ブルンベルグ徴候
解答
正解3(心臓 - グル音)
解説
✗ 1.
瞳孔 ― 輻輳反射
✗ 正しい。瞳孔の輻輳反射は近くの物を見るときに両眼の瞳孔が縮小する反射であり、正しい組合せである。
✗ 2.
肺 ― ラ音
✗ 正しい。ラ音は肺疾患で聴取される呼吸の副雑音であり、肺の聴診所見として正しい組合せである。
✓ 3. 正解
心臓 ― グル音
✓ 誤り。 グル音は腸管の蠕動運動によって発生する腸雑音であり、腹部の聴診所見である。心臓の聴診で聴取するのは心音(I音・II音)や心雑音であり、グル音ではない。心臓と腹部の聴診所見を正しく区別することが重要である。
✗ 4.
腹部 ― ブルンベルグ徴候
✗ 正しい。ブルンベルグ徴候は腹膜刺激症状を調べる所見であり、腹部の診察として正しい組合せである。
ポイント
  • グル音は腸管蠕動の腹部聴診所見、心臓では心音・心雑音を聴取する
  • グル音は腸管の蠕動運動によって発生する腸雑音であり、腹部の聴診所見である。
  • 心臓の聴診で聴取するのは心音(I音・II音)や心雑音であり、グル音ではない。
  • 重要用語: 心臓では心音、心雑音を聴取する を正確に理解しておくこと。
比較表
聴診部位 聴取する音 臨床的意義
肺野 呼吸音(肺胞呼吸音等)、副雑音(ラ音) 肺炎、喘息、間質性肺炎等の診断
心臓 心音(I音・II音)、心雑音 弁膜症、不整脈、先天性心疾患の診断
腹部 グル音(腸雑音)、血管雑音 腸閉塞、腹膜炎、動脈硬化症の診断
解説画像
あマ指 第9回(2001) 問題69|理学的検査で誤っている組合せはどれか。 解説図
あマ指 第9回(2001) 問題69|理学的検査で誤っている組合せはどれか。
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