学習トップ理由で解く 臨床医学総論第2章 ▸ D. 打診 / Q0018

理由で解く 臨床医学総論

Q0018 診察の方法

出典:あマ指 第12回(2004) 問題66
問題
打診で鼓音を呈するのはどれか。
選択肢
1 気 胸
2 無気肺
3 肺 炎
4 肺腫瘍
解答
正解1(気 胸)
解説
✓ 1. 正解
気 胸
✓ 正しい。 気胸は胸腔内に空気が貯留した状態であり、打診では鼓音を呈する。鼓音は閉じた囊状のものの中に空気が存在する場所を叩打したときに聴かれる、鼓を叩いたような高調で響きのある音である。気胸以外に胃泡や腸管のガス貯留部位でも鼓音が聴取される。
✗ 2. 誤り
無気肺
無気肺は肺の虚脱により含気量が減少した状態であり、打診では濁音を呈する。
✗ 3. 誤り
肺 炎
肺炎では炎症性浸出液により肺の含気量が減少するため、打診では濁音を呈する。
✗ 4. 誤り
肺腫瘍
肺腫瘍は実質性の病変であり、打診では濁音を呈する。
ポイント
  • 鼓音は閉じた空間内の空気を叩打した音で、気胸や胃泡部で聴取される
  • 気胸は胸腔内に空気が貯留した状態であり、打診では鼓音を呈する。
  • 鼓音は閉じた囊状のものの中に空気が存在する場所を叩打したときに聴かれる、鼓を叩いたような高調で響きのある音である。
  • 重要用語: 気胸や胃泡部で聴取される を正確に理解しておくこと。
比較表
胸部の病態 打診音 理由
正常肺野 清音 正常な含気量
気胸 鼓音 胸腔内に空気が貯留
肺気腫 過共鳴音(清音増強) 含気量が過剰に増加
無気肺 濁音 肺虚脱により含気量が減少
肺炎 濁音 炎症性浸出液で含気量が減少
肺腫瘍 濁音 実質性病変で含気量が減少
胸水 濁音 胸腔内に液体が貯留
解説画像
あマ指 第12回(2004) 問題66|打診で鼓音を呈するのはどれか。 解説図
あマ指 第12回(2004) 問題66|打診で鼓音を呈するのはどれか。
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