学習トップ理由で解く 臨床医学各論第13章 ▸ G. 耳鼻科疾患 / Q1442

理由で解く 臨床医学各論

Q1442 その他の領域

出典:あマ指 第11回(2003) 問題90
問題
アレルギー性鼻炎の三徴候でないのはどれか。
選択肢
1 発作性のくしゃみ
2 鼻出血
3 鼻閉
4 水様性鼻汁
解答
正解2(鼻出血)
解説
✗ 1.
発作性のくしゃみ
✗ 正しい。発作性反復性のくしゃみはアレルギー性鼻炎の三主徴の一つである。ダニや花粉などの吸入性抗原が鼻粘膜で肥満細胞上のIgE抗体と反応し、遊離されたヒスタミンが感覚神経を刺激してくしゃみが誘発される。
✓ 2. 誤り
鼻出血
鼻出血はアレルギー性鼻炎の三主徴には含まれない。鼻出血はキーゼルバッハ部位(鼻中隔前下方の血管が豊富な部位)からの出血が最も多く、高血圧や外傷、鼻腔の粘膜乾燥などが原因となる。アレルギー性鼻炎とは病態が異なる。
✗ 3.
鼻閉
✗ 正しい。鼻閉はアレルギー性鼻炎の三主徴の一つである。アレルギー反応により鼻粘膜の間質浮腫と容積血管の拡張が生じ、鼻腔が狭窄して鼻閉が起こる。
✗ 4.
水様性鼻汁
✗ 正しい。水様性鼻汁はアレルギー性鼻炎の三主徴の一つである。ヒスタミンの刺激により副交感神経を介する反射が生じ、鼻漏過多(水様性鼻汁)が起こる。
ポイント
  • アレルギー性鼻炎の三主徴は「発作性くしゃみ」「水様性鼻汁」「鼻閉」であり、鼻出血は含まれない。
  • I型(即時型)アレルギー反応によりIgE抗体を介して肥満細胞からヒスタミンが遊離され、くしゃみ・鼻漏・鼻閉が生じる。
  • 鼻出血はキーゼルバッハ部位(鼻中隔前下方)からの出血が最も多く、アレルギー性鼻炎とは別の病態である。
  • 重要用語: アレルギー性鼻炎, 三主徴, IgE抗体, ヒスタミン, キーゼルバッハ部位 を正確に理解しておくこと。
比較表
三主徴 機序
発作性くしゃみ ヒスタミン→感覚神経刺激
水様性鼻汁 ヒスタミン→副交感神経反射→鼻漏過多
鼻閉 間質浮腫・容積血管拡張→鼻腔狭窄
解説画像
あマ指 第11回(2003) 問題90|アレルギー性鼻炎の三徴候でないのはどれか。 解説図
あマ指 第11回(2003) 問題90|アレルギー性鼻炎の三徴候でないのはどれか。
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