学習トップ理由で解く 臨床医学各論第13章 ▸ G. 耳鼻科疾患 / Q1437

理由で解く 臨床医学各論

Q1437 その他の領域

出典:鍼灸 第5回(1997) 問題75
問題
メニエール病について適切でないのはどれか。
選択肢
1 内リンパ水腫
2 聴力正常
3 めまい発作
4 耳鳴り
解答
正解2(聴力正常)
解説
✗ 1.
内リンパ水腫
✗ 正しい。メニエール病の病態は内耳の内リンパ水腫(内リンパ液の過剰貯留)であり、適切な記述である。内リンパ水腫は内耳の循環障害によるとの説が有力で、ストレス病の一種とも考えられている。
✓ 2. 誤り
聴力正常
メニエール病では聴力は正常ではなく、感音難聴を呈する。聴力検査では中・低音域で感音難聴を示し、発作の反復に伴い次第に難聴が進行する。初期には変動性の低音障害型感音難聴がみられるのが特徴であり、「聴力正常」は誤った記述である。
✗ 3.
めまい発作
✗ 正しい。めまい発作はメニエール病の三主徴の一つであり、回転性の眩暈発作が反復するのが特徴である。1回の発作は比較的短く1週間以内で、吐き気や嘔吐を伴うこともある。
✗ 4.
耳鳴り
✗ 正しい。耳鳴りはメニエール病の三主徴の一つであり、一側性の耳鳴りがめまい発作に伴って増悪する。難聴と同側に出現するのが特徴である。
ポイント
  • メニエール病の三主徴は「回転性めまい」「感音難聴」「耳鳴り」であり、聴力は正常ではなく低下する。
  • 病態は内リンパ水腫(内リンパ液の過剰貯留)であり、内耳の循環障害が原因とされる。ストレス病の一種とも考えられている。
  • 聴力検査では中・低音域の感音難聴が特徴的で、発作の反復により難聴は次第に進行し固定化する。
  • 重要用語: メニエール病, 内リンパ水腫, 感音難聴, 回転性めまい, 耳鳴り を正確に理解しておくこと。
比較表
メニエール病の項目 内容
病態 内リンパ水腫
三主徴 回転性めまい・感音難聴・耳鳴り
難聴の特徴 中低音域、変動性→固定性
発作持続時間 数十分~数時間(1週間以内)
治療 急性期:安静・対症療法、予防:精神安定薬・循環改善薬
解説画像
鍼灸 第5回(1997) 問題75|メニエール病について適切でないのはどれか。 解説図
鍼灸 第5回(1997) 問題75|メニエール病について適切でないのはどれか。
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