学習トップ理由で解く 臨床医学各論第13章 ▸ E. 皮膚科疾患 / Q1405

理由で解く 臨床医学各論

Q1405 その他の領域

出典:あマ指 第29回(2021) 問題57
問題
発疹で直径10~20mm程度の限局性隆起性の皮膚変化はどれか。
選択肢
1 丘疹
2 結節
3 紅斑
4 鱗屑
解答
正解2(結節)
解説
✗ 1. 誤り
丘疹
丘疹は直径10mm以下の限局性隆起性皮疹であり、10~20mmのサイズには該当しない。丘疹と結節は大きさで区別され、直径10mmが両者の境界となる。丘疹は表皮・真皮の細胞増殖や浮腫によって形成される小型の隆起性皮疹である。
✓ 2. 正しい
結節
結節とは直径10mm以上の限局性隆起性の皮疹(原発疹)であり、10~20mm程度のものがこれに該当する。結節は丘疹より大きく、皮膚面から隆起した充実性の病変である。真皮から皮下組織にかけての細胞浸潤や増殖によって形成される。結節がさらに大きくなったもの(直径20mm以上)は腫瘤と呼ばれることもある。
✗ 3. 誤り
紅斑
紅斑は皮膚面と同じ高さの発赤(限局性)であり、隆起性の変化ではない。真皮の血管拡張による発赤で、指圧により消退する。限局性隆起性の皮膚変化には該当せず、丘疹や結節とは異なる形態の皮疹である。
✗ 4. 誤り
鱗屑
鱗屑はフケ状に剥離する角質片であり、続発疹(二次疹)に分類される。角化異常によって生じる皮膚表面の変化であり、隆起性の皮膚変化ではない。乾癬や脂漏性皮膚炎でみられ、原発疹とは区別される。
ポイント
  • 結節は直径10~20mm程度の限局性隆起性皮疹(原発疹)であり、丘疹(10mm以下)より大きい。さらに大きいものは腫瘤と呼ぶ。
  • 紅斑は隆起しない発赤、鱗屑はフケ状の角質片(続発疹)であり、いずれも隆起性皮疹ではない。
  • 皮疹のサイズ分類は国試頻出事項であり、丘疹(10mm以下)・結節(10~20mm)・腫瘤(20mm以上)の境界値を正確に記憶すること。
  • 重要用語: 結節, 丘疹, 腫瘤, 原発疹, 隆起性皮疹の大きさ分類 を正確に理解しておくこと。
比較表
皮疹名 大きさ 特徴
丘疹 直径10mm以下 限局性隆起性、充実性
結節 直径10~20mm程度 限局性隆起性、充実性、丘疹より深部
腫瘤 直径20mm以上 大型の隆起性病変
解説画像
あマ指 第29回(2021) 問題57|発疹で直径10~20mm程度の限局性隆起性の皮膚変化はどれか。 解説図
あマ指 第29回(2021) 問題57|発疹で直径10~20mm程度の限局性隆起性の皮膚変化はどれか。
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