学習トップ理由で解く 臨床医学各論第13章 ▸ D. 婦人科疾患 / Q1370

理由で解く 臨床医学各論

Q1370 その他の領域

出典:あマ指 第12回(2004) 問題77
問題
妊娠中毒症の徴候でないのはどれか。
選択肢
1 高血圧
2 浮腫
3 蛋白尿
4 貧血
解答
正解4(貧 血)
解説
✗ 1.
高血圧
✗ 正しい。高血圧は妊娠中毒症(現在の妊娠高血圧症候群)の三大徴候の中で最も重要な徴候であり、診断の必須条件である。妊娠20週以降に収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上が認められる場合に該当する。
✗ 2.
浮腫
✗ 正しい。浮腫は妊娠中毒症の三大徴候の一つである。血管内皮の障害による血管透過性の亢進と、ナトリウム・水分の貯留により全身性の浮腫が出現する。下肢だけでなく顔面や手指の浮腫が出現する場合は特に注意が必要である。
✗ 3.
蛋白尿
✗ 正しい。蛋白尿は妊娠中毒症の三大徴候の一つである。腎臓の糸球体の障害により蛋白が尿中に漏出し、300mg/日以上の蛋白尿が認められる場合に有意とされる。高血圧に蛋白尿が加わると妊娠高血圧腎症と診断される。
✓ 4. 誤り
貧血
貧血は妊娠中に起こりうる合併症(鉄欠乏性貧血など)であるが、妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)の三大徴候には含まれない。三大徴候は高血圧・浮腫・蛋白尿であり、貧血は妊娠中毒症の定義的な徴候ではない。
ポイント
  • 妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)の三大徴候は「高血圧・蛋白尿・浮腫」であり、貧血は含まれない。繰り返し出題されるため確実に記憶すること。
  • 重症化すると子癇(全身けいれん)やHELLP症候群(溶血・肝酵素上昇・血小板減少)を合併し、母児ともに危険な状態となる。
  • 重要用語: 妊娠中毒症, 妊娠高血圧症候群, 三大徴候, 子癇, HELLP症候群 を正確に理解しておくこと。
解説画像
あマ指 第12回(2004) 問題77|妊娠中毒症の徴候でないのはどれか。 解説図
あマ指 第12回(2004) 問題77|妊娠中毒症の徴候でないのはどれか。
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